エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1656
2026.04.22 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
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FPSゲーム「DOOM」シリーズの最新作「DOOM: The Dark Ages」のベンチマーク結果を確認していこう。「品質の一括調整」は“ウルトラナイトメア”、「解像度スケールモード」は“オフ”、「アップスケーラー」は“DLSS”、「DLSSフレーム生成」は“4x”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
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Ryzen 9 9950X3Dとの比較では、いずれの解像度でもその差は1%未満。Ryzen 9 9950Xとの比較でもフルHDで約1%、それ以外はいずれも1%未満で、今回のCPUであればどれを選択してもパフォーマンスに違いはないだろう。
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オープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:オーバードライブ”、「解像度スケーリング」は“DLSS Super Resolution”、「DLSS Super Resolution」は“自動”、「DLSS Multi Frame Generation」は“4X”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
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GPUの負荷が非常に高いタイトルだが、Ryzen 9 9950X3Dからは約2%、Ryzen 9 9950Xからは約3~7%フレームレートがアップしており、3D V-Cacheの効果は確実にあるようだ。
Ryzen 9 9950X3D2 Dual Editionでは、3D V-Cacheの増加に合わせてTDPもRyzen 9 9950X3DやRyzen 9 9950Xの170Wから200Wに引き上げられている。その分冷却も厳しくなっていることが想像できるが、実際にどの程度違いがあるのか確認をしておこう。なおストレステストには「Cinebench 2026: 10minutes(Test Throttling)」を使用し、CPU温度は「CPU Tctl/Tdie」の値を採用した。
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「Cinebench 2026」実行中のPackage Powerは、Ryzen 9 9950XやRyzen 9 9950X3Dが200W前後なのに対して、Ryzen 9 9950X3D2 Dual Editionでは235~240Wまで上昇した。
これにあわせて、CPU温度もRyzen 9 9950X3Dが75℃前後、Ryzen 9 9950Xが78℃前後なのに対して、Ryzen 9 9950X3D2 Dual Editionは90℃前後で、発熱は確実に増えている。今回は360mmラジエーターを採用するMSIのオールインワン型水冷ユニット「MPG CORELIQUID P13 WHITE」を使用しているが、高負荷時はファンがフルに回転している状態だった。
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またシステム全体の消費電力も確実に上昇しており、マザーボードも電源回路が強力なものを選択したい。
ついに投入された、両CCDに3D V-Cacheを搭載する「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」。レンダリングや動画編集などのクリエイティブワークでは、大容量キャッシュが効き、処理性能は着実に向上。さらにTDPが200Wへ引き上げられたことで、すべてのコアに負荷が掛かる状態でも高いクロックを維持しやすくなった。
ベンチマーク結果を見ても、「CINEBENCH」「Blender」「V-Ray」といった重量級レンダリング処理から、「Lightroom」でのRAW現像まで、Ryzen 9 9950X3DやRyzen 9950Xを超える性能を発揮した。
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一方で、ゲーム系のベンチマークに目を向けると、一部タイトルで大きくフレームレートを伸ばしたものの、多くのタイトルでRyzen 9 9950X3Dとの差は小さかった。ゲーム用途を主軸に捉えるなら、コストや発熱面も含め“片側CCDのみ3D V-Cacheを搭載する”従来の構成が、バランスに優れた選択肢であることも見えてくる。
また、TDPの上昇にともない、運用ハードルが高くなっている点も見逃せない。性能を引き出すには、360mmサイズラジエーターを備えた強力なCPUクーラーと、堅牢な電源回路を備えたマザーボードが欲しいところだ。とはいえ、あらゆる処理で頂点クラスの性能を求める自作派にとって、「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」が魅力的な最上位モデルであることに疑いはない。
