エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1693
2026.09.19 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
引き続き、トップから左サイドにかけてを覆う「パノラミックガラス」を取り外し、「arkhive Creator Limited CL-A9G59R FE」の内部構造を確認する。なお今回編集部に届けられた評価機は、基本構成からメモリやストレージなど一部に若干の変更が加えられていた。
|
「arkhive Creator Limited CL-A9G59R FE」が標準採用するCPUは、今年4月に発売されたAMDのフラッグシップモデル「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」だ。2つのCCDの両方に3D V-Cacheを搭載する“デュアル3D V-Cache”技術を特徴とし、スレッドの割り振り不要で大容量キャッシュをフル活用できるようになった。
|
最大5.6GHzの高クロック動作が可能なほか、TDPが200Wに引き上げられたことで、すべてのコアに負荷がかかるシチュエーションでも高いクロックを維持できるようになっている。ゲーミング向けで最高峰の性能を備えるのはもちろん、大容量キャッシュがしっかり効くクリエイティブワークでもハイレベルなパフォーマンスが期待できる。
なお、カスタマイズメニューではRyzen 9 9950X3DからRyzen 7 7800X3Dに至る従来のX3Dモデルのほか、Ryzen 9 9950XやRyzen 7 9700Xといった通常モデルの売れ筋がズラリとラインナップ。予算に応じて最適なCPUを選びたい。
|
| ハイレベルな冷却機構を要求するRyzen 9 9950X3D2を冷やすため、CORSAIR製オールインワン型水冷ユニットを標準装備。CORSAIRロゴの入ったウォーターブロックには、ARGB LEDも内蔵されている |
そんなRyzen 9 9950X3D2だが、TDPの上昇により熱処理のハードルも上がっており、運用には強力なCPUクーラーが必須。そこで「arkhive Creator Limited CL-A9G59R FE」では、CORSAIRのオールインワン型水冷ユニット「NAUTILUS 360 RS ARGB」を標準採用している。
優れたパフォーマンスと、わずか20dBA程度の低騒音を特徴とするポンプを内蔵。さらにヒートスプレッダとの接触を最適化する凸型コールドプレートを採用するほか、冷却ファンは120mm径のARGBファン「RS120 ARGB」(最大2,100rpm/最大72.8CFM/最大4.15mm-H2O)を3基備える。そして水冷ユニットの制御やファンのARGB LEDについては、「CORSAIR iCUE」での統合管理が可能だ。
|
| 大型の360mmサイズラジエーターを搭載。冷却ファンは静音仕様の「RS120 ARGB」を3基備えている |
なおカスタマイズメニューでは、ASUSやMSIなど人気メーカーの360mmラジエーター搭載水冷ユニットをラインナップ。標準では「CORSAIR iCUE」連携を必要としない構成になっているため、好きなメーカーや気に入ったモデルがあれば変更してみるのも十分アリだろう。
グラフィックスカードは、前述の通りシリーズ共通でNVIDIA純正のGeForce RTX 5090搭載カードである「GeForce RTX 5090 Founders Edition」が組み込まれている。
|
一般的にGeForce RTX 5090搭載モデルは極めて大型のカードが多いところ、Founders Editionは「Double Flow Through」デザインによるスリム形状が大きな特徴だ。カード中央に基板をレイアウトし、その左右に大型ファンとヒートシンクを備える冷却システムにより、わずか2スロット厚に収められている。
主なスペックは、ブーストクロック2,407MHz、メモリスピード28Gbps、メモリバス幅512bit、ビデオメモリGDDR7 32GBなど。21,760基ものCUDAコアを搭載することから、極めて優れたAI処理性能を備える点も大きな強みだ。
|
なおクリエイター向けを想定したシリーズとあって、カスタマイズメニューでは96GBのビデオメモリを実装するNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwellをはじめ、ワークステーション向けGPU搭載モデルのみがラインナップされている。

