エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1689
2026.09.07 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
続いて、システムの要となる電源ユニットを搭載してみよう。搭載テストにはFractal Design「Ion 3 Gold 1000W」(型番:FD-P-IA3G-101)を用意した。奥行き150mmで扱いやすい、ATX 3.1準拠のフルモジュラータイプで、冷却ファンには140mm「Momentum 14」を採用している。
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| シャーシ背面にハンドスクリュー2本で固定されているブラケットを、電源ユニット本体にネジ留め。この時点であらかじめ必要なケーブルを接続しておこう |
取り付けは、シャーシ側の着脱式ブラケットを電源ユニット本体へネジ留めし、背面から搭載スペースへ挿入する。設置後、電源ユニット前端からPSUシュラウド前方のAir Guideまでの距離を計測したところ、最も近い上側で約65mm、下側では約225mmだった。ケーブルの接続や取り回しが窮屈な場合は、最終手段としてAir Guideを取り外すこともできる。
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このタイミングでおおよその配線とコネクタ接続を済ませておく。PSUシュラウド天板付け根のスルーホールはよく考えられている |
出荷時は非搭載のリア上部に、冷却ファンを増設してみた。検証に用意したのはFractal Designの120mmファン「Momentum 12 White」(型番:FD-F-MO1-1202)だ。
搭載手順はシンプルで、背面側から冷却ファン付属のテーパーネジ4本で固定する。近年のPCケースでは、リアファンを標準装備せず、オプション扱いとする製品が増えつつある。その背景には、トップへオールインワン型水冷クーラーのラジエーターを搭載し、排気させる構成が一般化したこともあるだろう。
トップファンやラジエーターのみでも熱を排出できるが、騒音が気にならない程度の低速でリアファンを回せば、より効率よくケース外へ排熱できる。静音性とのバランスも取りやすいため、筆者なら増設をオススメしたい。
CPUソケット上空には十分なクリアランスが確保されており、ハイエンド空冷クーラーも魅力的な選択肢となる。一方、ラジエーター搭載時の作業性も確認しておきたい。そこで今回は、Fractal Designの新型オールインワン型水冷クーラー「Radius 240」(型番:FD-W-RA1-2401)を用意。トップ部へ240mmサイズのラジエーターを搭載してみる。
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Define One同様、9月2日に発表された「Radius 240」。他にも360mmサイズラジエーターやRGBモデルなどの複数バリエーションをラインナップする |
Define Oneは、2本のネジを緩めることでトップブラケットを簡単に取り外せる。ポンプ内蔵ウォーターブロックの固定や、冷却ファンを装着したラジエーターのネジ留めも簡単に行うことができる。開放状態にできる設計は、ユーザーの作業負担を大いに軽減することに貢献している。
トップ部には最大280mmサイズのラジエーターを搭載可能。240mmサイズのラジエーターが小ぶりに見えるほど周囲のスペースには余裕があり、窮屈さを感じることなく固定できていることがお分かりいただけるだろう。
一方、現在主流となっている360mmサイズのラジエーターを、トップ部へ搭載できない点が気になる人もいるだろう。冷却性能を最優先する自作派にとっては、敬遠する理由になるかもしれない。ただしDefine Oneは、Define 7から奥行きを65mm短縮することで設置場所の自由度を高め、外観のバランスを優先している。これはDefine Oneの明確な主張であり、こだわりのひとつとも言えるだろう。
なお、同時期に発売される冷却性能重視の「Summit」は、トップへの360mmラジエーター搭載に対応する。最大280mmまでとしたDefine Oneとは、製品コンセプトが明確に分けられている。

