エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1689
2026.09.07 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
トップパネルにはスチール素材を採用。ほぼ全面に微細なパンチング加工を施した通気仕様で、静音性を重視しながら、エアフローにも配慮するDefine Oneの設計思想が見て取れる。
トップパネルの裏面には、前方に2本、左右側面に各2本の固定ピンを装備。シャーシ側に設けられたプラスチック製の「Ball Catcher」で固定するツールフリー構造となっている。後端部には指を掛けられる折り返しが設けられており、ここを持ち上げることで簡単に取り外すことができる。
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| 着脱式トップパネルは実測で幅約230mm、長さ約480mmのスチール製 |
製品名に「TG」が付くモデルは、左サイドパネルに強化ガラスを採用している。TGは「Tempered Glass」を意味し、一見複雑なモデルラインナップだが、TGの有無によってパネル仕様を判別できるというわけだ。
ちなみにDefineシリーズで透明サイドパネルが採用されたのは、アクリル製ウインドウを備えた「Define R4 Window」が最初。その後、2017年登場の「Define C Tempered Glass」で強化ガラスへ移行し、同年末の「Define R6」からナンバリングモデルにも採り入れられた。内部パーツを見せるPCを構築したいニーズに応えるバリエーションだ。
サイドパネルの外形寸法は、実測で幅約405mm、高さ約475mm。うちガラス面は幅約365mm、高さ約415mmとなる。シャーシへの固定は、下部3か所の突起を引っ掛け、上部2本のピンをボールスナップで留める仕組み。組み込み作業時やメンテナンス時など、工具を使わず簡単に着脱できる。なお、上部中央には輸送時の脱落を防ぐためのネジ穴も設けられている。
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左右両サイドパネルの上部中央に設けられている、脱落防止用のネジ穴。付属の「Transport Screw(6-32)」でネジ留めを行うことで、輸送事故を防ぐことができる |
一方、右サイドパネルにはスチール製のソリッドパネルを採用。後端部は緩やかなアールを描いており、平坦な一枚板で終わらせないデザイン上のこだわりが感じられる。
内側には、フロントパネルと同様に防音材がほぼ全面に敷き詰められている。製品資料によると、ビチューメン系の防音材が使われており、パネルの振動や騒音を抑える役割を担う。Define R2でもサイドパネルに防音シートが使われており、形状や仕上げは変化しながらも、Defineシリーズが重視してきた静音志向はDefine Oneまで受け継がれている。
サイドパネルの外形寸法は、実測で幅約405mm、高さ約475mm。防音材は幅約340mm、高さ約415mm。シャーシへの固定は左サイドパネルと同様で、下部3か所の突起を引っ掛け、上部2本のピンをボールスナップで留めるツールフリー仕様だ。
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本体後方にまわり込む格好でアールをつけたエッジ部分。これは強化ガラス製左サイドパネルと共通で、デザインへのこだわりの部分だろう |
続いて背面から、リアパネルのレイアウトをチェックしてみよう。最上段には、Fractalロゴを刻印した樹脂製カバーを配置。トップブラケット後端を覆う化粧パネルとみられ、背面側もすっきりと仕上げられている。上部中央のくぼみは、トップパネルを取り外す際の指掛かりとなる。
さらに上段右側には、長円形のスリットを千鳥状に並べた120mmファン搭載スペース。左側のカットアウトは、マザーボードのI/Oパネル取り付け部となる。中段には拡張スロットを備え、下段の大きな開口部には電源ユニットを搭載する。全体として、一般的なATX対応PCケースを踏襲したレイアウトだった。
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| リア上部には、Fractalロゴをあしらった樹脂製の化粧パーツを装備。トップパネルからリアへ続く外観をすっきりと整えている |
本体を逆さまにして、ボトムパネルを見ていこう。すっきりとした外観とは対照的に、ボトム面には通気孔やダストフィルター、台座などの機能部品が集中している。
電源ユニット搭載部には、長円形のスリットを並べた通気孔を配置。その開口部を覆うダストフィルターは、本体左側へ引き出して着脱するスライド式で、電源ユニットへのホコリの侵入を抑える。その周囲には、アルファベットの「A」を思わせるプラスチック製のフレームを装着。これがDefine Oneの本体重量を支える台座になる。四隅には滑り止め用のラバーを備え、前方にはシリアルナンバーを記載した製品ラベルも貼られている。
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| 四隅には滑り止めラバーが装着済み | ダストフィルターは中央にラッチを設け、ワンプッシュでロックを解除できる仕組み |

