エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1689
2026.09.07 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
ここからは、国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)より届けられた評価サンプルを使い、Fractal Design「Define One」の外観デザインから検証を始めていこう。
検証機は「Define One Light TG Clear Tint」(型番:FD-C-DEFOA-03)。事前に提供された資料ではカラーがGreyと記載されていたが、実機の印象は宣材画像で見るようなライトグレーではなく、どちらかといえばオフホワイトに近い。落ち着いた色調で、インテリアとの調和を意識したカラーリングと見てよさそうだ。歴代のDefineシリーズではあまり例のない色合いで、新鮮にも映る。
フロントパネルは、歴代Defineシリーズを継承するクローズドフロントデザインを採用。Fractal Designらしいスカンジナビアンデザインを基調とし、フラットでシンプルな造形と、緩やかにカーブした表面のディテールが上質な印象をもたらしている。
そして特徴的なのが、フロントパネル内側に備えられた工業グレードの吸音材(industrial-grade sound dampening material)だ。歴代Defineシリーズと同様、静音性への強いこだわりが見て取れる。パネルのベースにはプラスチックを使用しているが、厚手の吸音材を敷き詰めているため相応の重量があり、高い静音効果が期待できそうだ。
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| フロントパネル内側に敷き詰められた、工業グレードの吸音材。静音にこだわるFractalらしさだ | |
また、両側面にはアルミニウム製サイド吸気ベントを装備。クローズドフロントでありながら完全な密閉構造ではなく、両サイドに縦長の通気孔を設けることで吸気経路を確保している。さらに内側には、工具不要で着脱できるダストフィルターを装備。付着したホコリを容易に除去できるなど、実用性とメンテナンス性にも配慮されている。
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| アルミニウム製サイド吸気ベントの開口部をカバーするダストフィルター |
なお、フロントパネルはツールフリーで着脱可能。取り外す際は、まずスチール製トップパネルを外し、シャーシ前方に現れる左右のつまみを手前に押すことでロックを解除する。フロントパネル側にはケーブルが一切接続されていないため、そのまま簡単に取り外すことができる。
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| フロントパネルを取り外すと、シャーシ前面に3基の標準ファンが確認できる。左右のアルミニウム製サイド吸気ベントから、各ファンへ外気を導く仕組みだ |
トップパネルのフロント寄り中央には、スイッチおよび各種アクセスポート類が一列に配置されている。これを順番に見ていくと、中央の円形ボタンが電源スイッチで、その左右にUSB Type-A 5Gbpsポートを各1基配置。さらに右端にはUSB Type-C 20Gbpsポート、左端にはオーディオコンボポートを備える。
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| スイッチおよびアクセスポートのユニット部分。ケーブルの露出も最小限できれいに整頓されていた |

