エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1658
2026.04.29 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」(グラフィックス設定:最高品質)の結果を確認しよう。
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4K解像度ではグラフィックスカードの影響が大きく、メモリスピードによる違いは出なかった。対して、WQHDやフルHD解像度では約3%の差がついた。もともとX3Dシリーズでは、大容量キャッシュのおかげでメモリスピードによる差が小さくなる傾向があるが、解像度を抑えてフレームレートを稼ぐようなシーンでは一定の効果があるようだ。
続いて、実際のアプリケーションを用いたクリエイティブ性能を計測する「UL Procyon」を試していこう。テストには「Adobe Photoshop」や「Adobe Lightroom Classic」のパフォーマンスを計測する「Photo Editing Benchmark」と「Adobe Premiere Pro」のパフォーマンスを計測する「Video Editing」を使用した。
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「Photo Editing Benchmark」の結果を確認すると、DDR5-8000のほうが「Adobe Photoshop」を使用する「Image Retouching score」では約16%、「Adobe Lightroom Classic」によるバッチ処理でも約7%上回るスコアをマークした。またグラフィックスカードの影響が大きい「Video Editing Benchmark」でも約4%の差がついており、画像や動画の編集でもオーバークロックメモリを選択するメリットは確実にある。
テストセッションのラストは電源回路の冷却性能をチェックしていこう。なおストレステストには「Cinebench 2026:10 minutes(Test Throttling)」を使用した
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| アイドル時のサーモグラフィー | 高負荷時のサーモグラフィー |
TDPが200Wに設定されたRyzen 9 9950X3D2 Dual Editionだが、ブースト機能によってテスト中のPackage Powerは最大約245Wまで上昇している。しかし、堅牢な電源回路と強力な冷却機構により、MOSFETの温度は最大64℃で頭打ちになる。これなら、ハイエンドCPUに長時間高い負荷が掛かるようなレンダリングや動画のエンコードといった過酷な用途でも、冷却性能やサーマルスロットリングによる速度低下は心配ないだろう。
AMD X870Eチップセット採用モデルの中ではミドルレンジに位置付けられる「MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI」だが、80A SPSによる堅牢な電源回路と強力な冷却機構により、Package Powerが250Wに迫るブースト状態でも安定した動作を見せた。さらに、最大8,400MHzまでの高速メモリをサポートしており、ハイエンドCPUの持つポテンシャルを余すことなく引き出すことができる。
また帯域幅40Gbpsを誇るUSB4や、5ギガビットLANと帯域幅320MHzのWi-Fi 7、さらに2基のPCI Express 5.0(x4)スロットなど拡張性も申し分ない。最新フラッグシップRyzen 9 9950X3D2 Dual Editionの相棒としても、十分にふさわしい完成度と言っていいだろう。
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加えて、MSIが近年注力する「EZ DIY」機能も充実しており、自作初心者でも扱いやすい点も大きな魅力だ。そして、次世代CPUへの対応を謳う64MBの大容量BIOS ROMの採用するなど、Socket AM5プラットフォームの長期運用というメリットをしっかり意識した設計も魅力。今後も長く使える1枚を探しているユーザーにとって、有力な選択肢になるはずだ。
提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

