エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1679
2026.07.25 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
今回検証するのは、CORSAIRのピラーレスPCケース「2800X RS-R ARGB」(以下、2800X)だ。フロントと左サイドに強化ガラスパネルを採用し、両者をシームレスにつなぐことで、組み込んだPCパーツを広く見渡せるパノラマビューを実現している。まさにイマドキの自作PCを象徴するスタイルだが、言い換えれば、多くのライバルがひしめく競争の激しいカテゴリに投入された新たな選択肢でもある。
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2800X RS-R ARGB(型番:CC-9011348-WW) 市場想定売価税込13,980円(2026年7月30日発売) 製品情報(CORSAIR / 株式会社アスク) |
2800Xは2026年7月30日より国内販売がスタート。エルミタでは6月に台北で開催された、COMPUTEX 2026のCORSAIRブースレポートで、はじめて実機に触れている。
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| COMPUTEX 2026レポートで紹介した「2800X RS-R ARGB」。ホワイトボディにホワイトのLEDイルミネーションを組み合わせたクールな展示機が印象的で、その場でレビューが決定。約1カ月後には、編集部に実機が届けられた |
市場想定売価は税込13,980円。MicroATX規格対応のミニタワーながら、競争力の高い価格に抑えた戦略的な製品と見ていいだろう。カラーはブラックとホワイトの2色をラインナップし、本稿ではCOMPUTEX 2026の展示機と同じホワイトを検証する。
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| カラーバリエーションのブラック。鮮やかなARGBファンを備えつつ、引き締まった印象のPCを組み込むこともできる |
CORSAIRは2800Xについて、同社のピラーレスPCケース「3500X」の弟分と位置付けている。フロントと左サイドを強化ガラスで覆った基本デザインをはじめ、着脱しやすいガラスパネルやケーブルマネジメント機構、GPUを支える「GPUアンチサグ・スタビライゼーションアーム」など、多くの特徴を3500Xから受け継いだモデルだ。
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| エルミタでも詳細検証をお届けしたミドルタワーPCケース「3500X」 |
大きな違いは、対応マザーボードと筐体サイズにある。3500XがE-ATXまで対応するミドルタワーなのに対し、2800XはMini-ITXとMicroATXに対応。奥行きを70mm短縮したコンパクトな筐体に仕上げられている。一方、対応グラフィックスカードは最大長410mm、上面には最大360mmサイズのラジエーターを搭載できるなど、主要パーツの搭載能力は3500Xに迫る。
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| CORSAIRが公開している2800X(左)と3500X(右)の比較画像。基本デザインを共有しながら、2800XはMicroATX向けのコンパクトな筐体に仕上げられている(画像提供:CORSAIR) |
ストレージ搭載数やフロントUSBポート、グラフィックスカードの垂直配置など、コンパクト化に伴って省かれた部分もある。それでも、3500Xの外観と冷却拡張性を受け継ぎながら、設置しやすいサイズと手頃な価格を実現したことが2800Xの狙いと言えそうだ。まずはスペック表から、その概要を確認していこう。
次にスペック表から2800Xの概要を把握しておこう。対応マザーボードはMicroATX(背面コネクタマザーボード対応)、Mini-ITXで、ケースタイプはミニタワーに分類される。とはいえ外形寸法は、幅232mm、奥行き436mm、高さ447mmで、実際にはコンパクトなミドルタワーPCケースなみのサイズ感だ。ちなみに重量は約7.2kg。
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| ARGBイルミネーションを消灯した実機の様子。ホワイトを基調とした落ち着いた外観で、非点灯時は派手さを抑えた印象だ |
パッケージサイズは幅308mm、奥行き510mm、高さ508mmで、付属品および緩衝材を含めた総重量は8.4kgとされる。約510mm四方の大きさがあるため、店頭で購入して電車で持ち帰る際は少し覚悟が必要だろう。できればカートは用意しておきたい。
