エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1679
2026.07.25 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
ここからは2800Xの冷却ファンレイアウトをチェックしていこう。フロントに強化ガラスを採用したことで、吸気ファンの搭載スペースは右側面へ移されている。ピラーレスデザインPCケースの多くは、ここからフレッシュな外気を取り込んでいるというワケだ。
2800Xも例外ではなく、出荷時よりリバースローター設計の「RS120-R ARGB」ファン3基を標準装備。ラジエーターは120mmおよび240mmサイズまでがサポートされている。強化ガラス越しからもファンフレームが目立ちにくく、魅せるPCケース構築が意識されている。
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| 標準装備品は120mmサイズのARGBリバースファン「RS120-R ARGB White」。出荷時よりケーブル類は配線済みで、電源供給用コネクタとARGBコネクタを接続すれば動作する |
トップパネルに装備される、マグネット固定式ダストフィルターを外すと、冷却ファン搭載用のネジ穴(スリットタイプ)が露わになる。ここには120mmファンが3基または140mmファンが2基増設できる。
さらにラジエーターは120 / 240 / 280 / 360mmサイズがサポートされている。一般的なオールインワン型水冷ユニットでは、最も冷却性能が発揮できるレイアウトだけに、水冷を構築するユーザーのほとんどがこの面にラジエーターを搭載することになる。
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| 大判ダストフィルターを外すと露わになる冷却ファン(ラジエーター)搭載スペース。2800Xでは通気孔タイプではなく、大きくカットされているのが特徴 |
リア上部には120mmファンが1基増設できる、搭載スペースが設けられている。通気孔には「3D Yパターン」を採用し、ネジ穴は固定位置が調整できるスリットタイプ。オプション扱いだが、発熱の大きいシステムでは排気性能を高める目的で増設を検討したい。なおラジエーターはもっともベーシックな120mmサイズの搭載がサポートされている。
PSUシュラウド天板にも120mmファンが2基増設できる。「3D Yパターン」の通気孔に紛れて2基分のネジ穴を用意。付属の「ロングファンネジ」で固定を行う。この役割は真上に位置するグラフィックスカードへ直接外気を送り込み、周辺の熱だまりを抑えることにある。
フロント寄り底面にも120mmファンが1基増設できる。PSUシュラウド天板と同様に、フレッシュな外気を取り込む補助吸気として機能する。
このように2800Xは、サイド吸気とトップ排気を基本としつつ、リアやPSUシュラウド上、底面へ必要に応じて冷却ファンを追加できる柔軟なレイアウトを採用している。構成に合わせてエアフローを最適化しやすく、ミニタワーでありながら最大10基の冷却ファンを搭載できる拡張性も、2800Xの大きな魅力だ。
