エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1593
2025.10.03 更新
文:撮影・藤田 忠
「MasterLiquid Atmos II」シリーズのトピックは、3種類から選択できるマグネット固定による交換式トップカバーの豊富さに留まらない。ここからはウォーターブロックに一体型のポンプユニットにスポットを当てて行こう。
内蔵ポンプには特許取得済みのデュアルチャンバー設計を採用。水圧を高めることで、CPUのホットスポットへの水の流れを最適化している。さらに70℃で3,000時間、120℃で12時間という過酷な条件下でもパフォーマンスを発揮する優れた耐熱と耐久性(MTTF:最大210,000時間)も特徴。回転数は3,400±300rpmで、ノイズレベルは25dBAとされ、静音性にも期待できる。
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| ハウジングにはPPS(ポリフェニレンサルファイド)とガラス繊維で構成され産業グレードの強度と耐熱性、さらに高い耐久性が特徴 |
また、LGA1851を採用するCore Ultra CPUの冷却に合わせた「LGA1851用オフセットマウントブラケット」が付属しているのもポイントで、より正確な冷却性能を発揮できるというワケだ。
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| LGA1851 CPUのホットスペットに合わせた、LGA1851用オフセットマウントブラケットが付属する | |
ラジエーターファンは、2基または3基のアドレサブルRGBファンを連結フレームで搭載する「SickleFlow Edge ARGB」を採用。回転数は690~2,500rpm±15%、静圧は最大3.61mmH2Oで、風量および騒音値は240mmサイズが最大141.4CFM/36dBA、360mmサイズが最大190CFM/38.5dBAとされる。なおMTTFは最大160,000時間。
独自コネクタにより、ファン回転数・LEDイルミネーション制御・電力供給を1本に集約。さらにウォータブロックのLEDイルミネーションやポンプ回転数の制御も統合されており、煩雑になりがちなケーブル配線を大幅に簡略化できる。対応ソケットはIntel LGA1851/1700/1200/115x、AMD Socket AM5/AM4。なお保証期間は6年間。
実機を手にする前に、外装パッケージもご紹介しておこう。外観は冷却機器らしくクールなカラーをチョイスしたスリーブに、茶箱で構成。外形寸法は本稿で検証を行う360mmサイズラジエーターモデルで、幅約410mm、奥行き約138mm、高さ約213mm。長尺ラジエーターのAIO水冷ユニットとしては、コンパクトな印象を受ける。
スリーブを外し、茶箱を開くと構成パーツ毎に整頓されている様子がよく分かる。さらにパッケージの上部には番号がプリントされ、開封手順のアシストの役割を果たし、中央にはマニュアルへアクセスできるQRコードが確認できる。
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| 内部パッケージは茶箱で構成パーツ毎に整頓・収納されている |
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| WEBマニュアルが用意されているが、マウンターなどを収納されている箱に、付属品リストと取り付け手順が描かれている | |
最後にスペック表を確認しておこう。冒頭でもお伝えした通り、「MasterLiquid Atmos II」はトップカバーの違いによる3種類でシリーズが構成されている。ただしポンプ以外の部分は共通で、それぞれ240mmサイズと360mmサイズラジエーターを用意。カラーを含め、システムに合った豊富な選択肢が最大の特徴でもある。
なおスペック表はトップカバー以外の共通スペック表であり、ラジエーター長の違いによる2種類を記した。それぞれの数字を確認し終えたところで、いよいよ借り受けた評価サンプルを手に取り、外観デザインから詳細に迫って行こう。
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