エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1578
2025.08.18 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
自作PC業界で今最も勢いのあるメーカーのひとつがCORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)だ。今さら言うまでもない業界の最大手だが、後半がスタートして2ヶ月が経過した2025年を振り返ると、数多くの新製品を市場に投入している。その中のひとつ「FRAME 5000D RS」は、2025年7月8日(現地時間)に発表。同月24日からは国内代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)を介して国内市場での販売がスタートしている。
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FRAME 5000D RS Black(型番:CC-9011307-WW) 市場想定売価税込29,480円前後(2025年7月24日発売) 製品情報(CORSAIR / 株式会社アスク) |
製品資料に目を通すと、Full Name覧には「CORSAIR FRAME 5000D Modular Mid-Tower PC Case」と記されており、カスタマイズ性を考慮したモジュラー式を採用するミドルタワーPCケースである事が分かる。ちなみに今年4月には兄弟モデル「FRAME 4000D」を検証しているが、外観デザインを含め要所で類似点がありそうだ。
では「FRAME 4000D」との違いはどこにあるのだろうか。モデル名からも分かるように「FRAME 5000D」は上位機種に位置付けられる。実際、4000Dに比べて幅は11mm広く、奥行きは69mm長く、高さも56mm高い。少なくともひとまわり大型の筐体であることが分かる。
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2025年4月に検証を行ったCORSAIR「FRAME 4000D Black」(型番:CC-9011290-WW) |
詳細は後述するが、内部容積の拡大により冷却ファンの搭載数やストレージ収納力が向上。さらに、これまで360mmサイズまでだったラジエーターが420mmサイズまで対応するようになり、さらなる冷却性能向上を狙う自作派にとっては大きなトピックだろう。
また、新たに採用されたケーブルマネジメント機構「RapidRoute 2.0」も見逃せない。そしてCORSAIRがこの製品を強く推している様子は、今年のCOMPUTEX TAIPEI 2025のブースレポートでもお届けした通りだ。
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| CORSAIRブースで注目を集めた「FRAME 5000D」シリーズ |
ここで「FRAME 5000D RS」シリーズのラインナップを確認しておこう。本稿で取り上げるのは「FRAME 5000D RS Black」(型番:CC-9011307-WW)だが、ホワイトモデル「FRAME 5000D RS White」(型番:CC-9011308-WW)も選択できる。いずれも市場想定売価は税込29,480円に設定されている。
そして「FRAME 5000D RS」には想定売価ベースで2,300円差となるバリエーションモデル「FRAME 5000D RS ARGB」(Black/White)もラインナップする。両者の違いは搭載ファンで、前者はARGB LED非搭載の「RS140」(またはRS140 White)、後者はARGB LED搭載の「RS140 ARGB」(またはRS140 ARGB White)がそれぞれ4基装備される。
どちらを選ぶかは、最終的には好みの問題。用途や楽しみ方、予算といった要素を踏まえ、自分に合ったモデルを選んでほしい。
ここでスペック表からFRAME 5000D RSの概要を見ておこう。外形寸法は幅250mm、奥行き556mm、高さ542mmで、重量は約12.7kgとされる。
対応マザーボードは、E-ATX(305x277mm)、ATX、MicroATX、Mini-ITXをサポート。さらに、ATXおよびMicroATX規格の背面コネクタマザーボードも搭載できる。コストは掛かるものの、ケーブルを極力隠す”完全なる魅せるPC”を構築したいなら、背面コネクタマザーボード用に熟成されたFRAME 5000D RSは現時点最良の選択肢となるだろう。
なお外装パッケージは幅342mm、奥行き613mm、高さ669mm(全て±7.0mm)。本体サイズはフルタワーに近いミドルタワーとあって、店頭購入からの持ち帰りにはカートは必須だろう。

