エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1578
2025.08.18 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
ここからはFRAME 5000D RSの内部構造に迫っていく。外装は先に検証を行ったFRAME 4000Dに酷似した箇所が多いものの、内部構造の詳細を見ると、直系の上位機種ながら異なる部分が数多く盛り込まれている。
もしFRAME 4000Dと選択を迷っているなら、是非検証記事を再読してほしい。FRAME 5000D RSとの違いや、選択の決め手になるポイントがより明確に理解できるはずだ。
FRAME 5000D RSのマザーボードトレイは、複数の穴が設けられた「ペグボードマザーボードトレイ」が採用されている。パーツ名称として「RapidRoute 2.0 マザーボード トレイ」とも表記されたスチール製のプレートは、E-ATX(305x277mm)、ATX、MicroATX、Mini-ITXの各規格に対応。シャーシには背面から合計4本のネジで固定されており、取り外しができる。
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| 黄色い○印で囲まれた箇所計4本のネジでRapidRoute 2.0 マザーボード トレイは固定されていた |
また、トレイ表面には出荷時より合計9本のスタンドオフが装着済み。さらに背面コネクタマザーボードをサポートするとあって、ペグボードのパンチングに加え、カットアウト部分も複数確認できる。
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| 赤色の○印で囲まれたスタンドオフ。中段中央の白色の○印は段差付きスタンドオフ |
現在のPCケースではほぼ標準仕様となったPSUシュラウドは、「PSUカバー」の名称が付けられている。主な役割は、ボトムマウントの電源ユニット本体および接続されたケーブルを隠す“仕切板”のような構造。登場当初は「デュアルチャンバーによる熱源の分離」が主目的としてアピールされていたが、現在はそれを強調するメーカーはほとんど見られない。
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前方は広くスペースを設け、組み込みおよびメンテナンス性を考慮。フロントパネルにラジエーターを設置した場合や、ボトムファン増設時などにその効果を発揮する |
PSUカバーは他の通気孔と同じYの字によるパンチング加工で、天板部にはグロメット付きスルーホールや複数のネジ穴が設けられている。それらについては別のセッションで触れるが、構造をさらに見て行くと、左側面開口部から見て左右に2本のネジによりシャーシに固定。天板部分が取り外せるようになっていた。
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| PSUカバーを外すと一般的なL字型のプレートではなく、およそ天板部のみの構造。PSUシュラウドと呼ばない理由が分かる |
このようにPSUカバーに加え、クォーターメッシュサイドパネルを外すことで、ボトム面を全て開放状態にできる。ストレージや冷却ファンの増設時、あるいは電源ユニットをマウントした後の配線作業でも、この構造は作業効率を大きく高められるはずだ。
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| ボトム面に装備される、コンビネーションドライブプレート(Combination Drive Plate)も取り外した状態。通気孔仕様のフラットな底面が露わになる |
PSUカバー内部の後方は電源ユニットの搭載スペースに割り当てられる。ちなみに内部高は実測で約105mmと比較的ゆったりと空間が確保されており、電源ユニット自体は右側面の開口部からも挿入できるようになっている。なお搭載方法については最終セッションで解説しよう。

