エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1694
2026.09.22 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
次にストレージの収納力をチェックしてみよう。ドライブ収納スペースはPSUシュラウド内部の前方に設けられ、底面には合計3つのドライブケージが装備されている。出荷時は、PCケース本体に対して横向きに配置する「North-South Drive Orientation」で、「Airflow Divider」直下に1つ、その後方に上下2段で重ねたドライブケージが配置されている。
各ドライブケージは、底面の切り欠きに差し込んでスライドさせ、ハンドスクリュー1本で固定する仕組み。工具を使わず簡単に着脱でき、設置方向の変更も容易に行える。
スチール製の各ドライブケージには、2.5インチSSDを上下に計2台固定できるブラケットを装備。ブラケットを取り外すことで3.5インチHDDを1台搭載できるが、SSDとの同時使用には対応しない排他仕様となる。したがって、ストレージの最大搭載数は3.5インチHDDなら3台、2.5インチSSDなら6台。もちろん、両者を組み合わせて使用することも可能だ。
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| スチール製ドライブケージは合計3つで構成。最大4通りのパターンで組み合わせることができる | |
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| 2.5インチSSDを上下に計2台固定できるブラケットは、左右各2本のネジで固定。これを取り外すと3.5インチHDDが1台固定できる | |
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| スタックした2つのドライブケージに3.5インチHDDを2台搭載した状態。固定には両側面から付属の「#6-32*4mm screw」でネジ留めを行う |
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| 前寄りに2.5インチSSDを2台、後寄りに3.5インチHDDを2台搭載した状態 |
なお、横置きスタイル「North-South Drive Orientation」で運用する場合は、電源ユニットの有効スペースが奥行き150mmまでとされている。
ドライブケージ2台をPCケースに対して縦向きに並べる「East-West Drive Orientation」で運用することもできる。「Airflow Divider」の下に収めるレイアウトで、各ケージには3.5インチHDD ×1台、または2.5インチSSD ×2台を搭載可能。ストレージの収納力は、3.5インチHDDが最大2台、2.5インチSSDが最大4台となる。
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| 縦置きスタイル(East-West Drive Orientation) |
このレイアウトでは、出荷時に装備されているドライブケージのうち1台が使用できなくなる。その一方で、電源ユニットの搭載スペースを奥行き210mmまで拡大できるのがメリットだ。ストレージ収納力とのトレードオフになるものの、奥行き150mmを超える大型電源ユニットを使用する場合には、有力な選択肢となるだろう。
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| 「Airflow Divider」を外すと、PSUシュラウド天板側からドライブケージへアクセスすることができる |
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| 底面から見た2パターンの設置方法に対応する、ドライブケージ固定用の切り欠き |
拡張スロットは、一般的なATX対応ケースの7段よりも1段多い、全8段構成。各スロットには独立したカバーが装着され、ハンドスクリューで固定されている。また、スロットカバーにはハニカム状の通気孔が設けられ、その脇にも広い排気口を確保。2基のフロント220mmファンから送り込まれた大量のエアを、ケース後方から効率よく排出する効果が期待できる。
マザーボードトレイ右側に装備される、スチール製の「Sliding Cable Cover」。その下部には、重量級グラフィックスカードを支える「GPU Support」が組み込まれている。底面からネジ1本で固定された支柱には、出荷時から1本のサポートアームを装着。さらにもう1本が付属しており、1枚のグラフィックスカードを上下から挟み込むように保持したり、2枚のグラフィックスカードを個別に支えたりできる。
サポートアームは、支柱に沿って約180mmの範囲で上下に移動可能。また、グラフィックスカードと接する部分には100mm幅でスライドできるラバーパッドが装備され、支持位置を細かく調整できる。カードのサイズや搭載位置に柔軟に対応できる仕組みだ。

