エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1705
2026.10.30 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
PCパーツの価格高騰が続くなか、PCケースだけで10万円前後という価格をどう受け止めればいいのだろうか。冷却性能や拡張性に優れたPCケースなら、もっと手頃な価格でも手に入る。それでもなお、高価なハイエンドモデルを選ぶ理由はどこにあるのか。
今回取り上げるASUS「ROG Cronox ARGB」は、曲面強化ガラスを採用した大胆なデザインに加え、9.2インチLCDパネルなどの特徴的な装備を備えたフルタワーPCケースだ。果たして、その価格に見合うだけの魅力と完成度を備えているのだろうか。外観から内部構造、実際の組み込みまで、じっくりと検証していこう。
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ROG CRONOX ARGB 市場想定売価税込105,980円(2026年10月9日発売) ROG CRONOX GR801 CURVE TG SCREEN ARGB WHITE(ホワイト) 製品情報(ASUS) |
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ROG CRONOX ARGB 市場想定売価税込105,980円(2026年10月9日発売) ROG CRONOX GR801 CURVE TG SCREEN ARGB BLACK(ブラック) 製品情報(ASUS) |
ASUSのハイエンドPCケース「ROG Cronox ARGB」が公の場に姿を現したのは、今年1月に開催された「CES 2026」だった。ROGブランド創設20周年の節目に合わせて開催された新製品発表イベント「Dare to Innovate」で披露され、数多くのゲーミング関連製品のひとつとして紹介されている。
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| 2026年1月6日付ASUS公式サイトで発表された「ROG Cronox ARGB」 |
当時ASUSが訴求したのは、曲面強化ガラスとアルミニウムトリム構造を組み合わせた大胆なデザイン、特許取得済みの回転式サイドファンブラケット、9.2インチLCDパネルなど。さらに、ツールフリーでグラフィックスカードを固定できる独自機構や、最大14基の120mmファンに対応する冷却拡張性など、外観と機能性を両立させた設計が大きな特徴とされていた。これらは後ほど詳しく紹介していくが、発表当時から大きな仕様変更もなく製品化されている。
そんな「ROG Cronox ARGB」は、約9カ月を経て国内販売がスタート。ブラックとホワイトの2色がラインナップされ、今回検証するのはホワイトモデルだ。CES 2026で披露された独創的なデザインと数々の独自機構が、実際の製品でどのように仕上がっているのか。じっくりと確かめていきたい。
実機に触れるまえに、「ROG Cronox ARGB」の概要をスペック表から読み解いておこう。ケースタイプはフルタワーに分類される大型PCケースで、対応マザーボードは、E-ATX (最大12 x 10.9インチ)、ATX、MicroATX、Mini-ITX。さらにASUS ATX BTFマザーボード(背面コネクタマザーボード)もサポートされている。
シームレスな曲面強化ガラスの採用は、明らかに完成形を”魅せる”コンセプトで、幅248.3mm、奥行き583.9mm、高さ618.7mmの外形寸法から、大パノラマによる大型ショーケースといった様相でPCを見て楽しむことができる。
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| 台車の上に載せられた「ROG CRONOX ARGB」(ホワイト)の外装パッケージ。およそその大きさはお分かり頂けるだろう ※取材協力:ツクモパソコン本店) |
そして当然ながら、外装パッケージも大型で、外形寸法は実測で幅約355mm、奥行き約710mm、高さ約660mmもある。さらに付属品と緩衝材を含めた総重量は21.0kgとされ、店頭購入からの持ち帰りを希望する場合はカートが必須。できれば配送を選択したい。

