エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1705
2026.10.30 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
「ROG Cronox ARGB」を特徴づけるギミックのひとつが右サイドファンだ。フロントパネルに冷却ファンを搭載できない点は、ピラーレスデザインを採用するPCケースに共通する弱点とも言える。その冷却能力を補う役割を担うのが、右サイドに配置された冷却ファンだ。
「ROG Cronox ARGB」では余裕のある全高を活かし、120mmファンを最大4基搭載可能。出荷時には、「ROG Eurux GR120 ARGBファン」(リバースブレード吸気ファン)が3基標準装備されている。なお、最上段にはライティングパネルが装着されており、こちらは次のセッションで詳しく解説する。
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| 「ROG Eurux GR120 ARGBファン」(リバースブレード吸気ファン)のスペックは、回転数2,200rpm、風量70CFM、静圧3.0mmH2O、騒音値32dBA |
そして、3基の冷却ファンを搭載するブラケットこそ、特許取得済みの「回転式サイドファンブラケット」だ。ブラケットは右側面の上下2カ所に設けられたハンドスクリューで固定されており、これを緩めることで、内側に向けて約45°まで傾斜させることができる。
これにより、右サイドから取り込んだ外気をマザーボードやビデオカードの方向へ送り込むことが可能。冷却対象に合わせてエアフローの方向を調整できる、ユニークな機構となっている。
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| 上段・下段のハンドスクリューを緩めると、ブラケットが斜めに設けられたレールに沿ってスライドし、約45°まで傾斜する仕組み | |
なお、回転式サイドファンブラケットには、120 / 240 / 360mmサイズラジエーターへの換装にも対応している。
3基の120mmファンが標準装備される「回転式サイドファンブラケット」の最上段には、出荷時より「ROG Strix XIN120 ARGBライティングパネル」が搭載されている。
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| パネル本体は樹脂製で、筐体カラーに合わせて配色。ブラックモデルには同色のパネルが装着される |
インフィニティミラー構造を採用したドレスアップ専用パネルで、ARGBライティングによって奥行きのあるイルミネーションを楽しむことができる。また、出荷時から配線済みで、ASUS Aura Syncによるライティングの同期にも対応する。
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| ROG Strix XIN120 ARGBライティングパネルの発光状態 |
なお、取り付け穴のピッチは120mmファンと共通で、回転式サイドファンブラケットには4本のネジで固定。パネルを取り外せば120mmファンを追加でき、冷却能力のさらなる向上も期待できる。
「ROG Cronox ARGB」の冷却ファンレイアウトでユニークなのが、リアの上段と下段にそれぞれ120mmファンを搭載できる点だ。フルタワーPCケースならではの余裕ある内部スペースに加え、電源ユニットを縦置きにすることで、一般的なPCケースでは見られないリア下段にも120mmファンの搭載スペースを確保している。
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| リア下段に設けられた120mmファン増設スペース |
ちなみに上段には「ROG Eurux GR120 ARGBファン」を標準装備。スペックは回転数2,600rpm、風量85CFM、静圧4.5mmH2O、騒音値33dBAとされる。
またラジエーターは上段・下段に120mmサイズの増設がサポートされている。
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| 上段には出荷時より「ROG Eurux GR120 ARGBファン」が標準装備 |
ボトム部には最大4基の120mmファンを増設できる。シャーシ底面にはハンドスクリュー1本で固定されたスチール製ファンブラケットを装備。ブラケットは簡単に取り外すことができ、冷却ファンの取り付け作業もスムーズに行える。また、底面には着脱式ダストフィルターも備え、防塵対策にも配慮されている。
近ごろのPCケースでは、ボトム部に冷却ファンを増設できるモデルが増えている。主な役割はグラフィックスカード周辺に滞留する熱の排出を促すことだが、120mmファンを最大4基搭載できるのは、「ROG Cronox ARGB」が縦置きPSUシュラウドを採用しているため。リア下段のファン搭載スペースと同様、ケース内部のエアフローを重視した設計が見て取れる。
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| プラスチック製ダストフィルターは前方スライド式を採用 |
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| スチール製ファンブラケットはハンドスクリュー1本で固定されており、簡単に取り外すことができる |

