エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1680
2026.07.29 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
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「Silent Master Noctua Edition」のコンセプトは、Noctua製クーラーや冷却ファンを全面採用することによる、圧倒的な静音性だ。ここではCPUおよびGPU向けのストレステストを実行し、高負荷時の冷却性能とその静音性を実際に検証してみたい。
CPUクーラーのストレステストには「Cinebench 2026:Minimum Test Duration:30 minutes」、グラフィックスカードには「3DMark Speed Way Stress Test」を使用し、動作クロックと温度を「HWiNFO」で計測した。(室温26℃)
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まずCPUの結果から見ていくと、動作クロックはPコアが4.8GHz前後、Eコアも4.3GHz前後で推移しており、Core Ultra 7 270K Plusのパフォーマンスは安定している。CPU温度も76℃前後をキープできていることから、「NL-LC1-36」は問題なくCPUを冷やし切れているようだ。
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続いてグラフィックスカードはと言うと、これまた極めて安定したパフォーマンスを発揮。動作クロックは2,775MHz前後で推移しており、これは公称の最大クロックを大きく上回っている。さらにGPU温度は最大77℃程度と、CPUと同様の水準に留まっていた。
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そしてストレステスト実施中の騒音をデジタル騒音計で計測したところ、最大でも“ささやき声”レベルの約36dBA程度。アイドル時と比べても大きな差はなく、ファンの風切り音はもちろんポンプ音も聞こえない驚きの静粛さだった。
最後に「Silent Master Noctua Edition Z890i」が動作していた際の消費電力をチェックし、各種検証を締めくくろう。ストレステストの「3DMark Steel Nomad Stress Test」を動作させた際を高負荷時、起動後10分間何もせず放置した際の最低値をアイドル時として、それぞれワットチェッカーで計測を行った。
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アイドル時は最小60W程度で、瞬間的に電力が上がった際も70Wくらい。高負荷時は概ね408~415Wで動作しており、時折420W以上に達していた。容量1000Wの電源ユニットを搭載する「Silent Master Noctua Edition」にとってはまったく問題なく、むしろ変換効率が有利な負荷率50%に近く、理想的な動作環境と言える。長期運用を見据えたマージンとしても十分だろう。
まず単にスペックだけを見るなら、同じサイコム製品の中からでも、コストパフォーマンスに優れたモデルは容易く見つかるだろう。しかし「Silent Master Noctua Edition」の真髄は歴代シリーズ同様の“究極の静音性”にあり、その成果は実際の検証でご覧いただいた通り。ストレステスト中でも最大約36dBA程度という静粛性は、実測でもその実力を確認できた。
特に「NL-LC1-36」は水冷ユニット特有のポンプ駆動音をほぼ解消できており、検証中に気になるシーンはまったくなかった。さらにその他の搭載ファンもNoctua製で統一され、エアフローも完璧にマネジメントされていることから、高い静音性と冷却性能が両立できている。
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そして何より特別なコラボPCケースや多数のNoctuaファンで構成された、“全身Noctua”なプレミアム感こそが大きな魅力。特にグラフィックスカードまでをNoctua仕様の静音パーツとして組み込めるのは、サイコムならではの要素だ。
独特なカラーをまとったビジュアルと、Noctuaで全身コーディネートされたこだわりの静音。そこへスペックだけでは測れない価値に投資できるマニアにこそ、手に取って欲しい一台だ。
提供:株式会社サイコム

