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最終更新日 2026年7月16日 23:31

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1677

3D V-Cacheを身近にする低発熱・省電力なゲーミングCPU、AMD「Ryzen 7 7700X3D」検証

2026.07.16 更新

文:撮影・編集部 池西 樹

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AM5 AMD CPU

ベンチマークテスト:Watch Dogs Legion

Ryzen 7 7700X3D

オープンワールド型アクションゲーム「Watch Dogs Legion」のベンチマークのスコアを確認していこう。「グラフィック品質」は“最大”に設定した。

Ryzen 7 7700X3D

4K解像度のフレームレートはいずれも88fpsで横並びになった。また、フルHD解像度やWQHD解像度では、Ryzen 7 7800X3Dとの差が2~3%に留まるのに対して、シングルチャネルやRyzen 9 9950Xでは10%以上の差があり、「Watch Dogs Legion」では、CPUクロックに比べてメモリ帯域やL3キャッシュの影響が大きいことがわかる。

ベンチマークテスト:アサシンクリードシャドウズ

Ryzen 7 7700X3D

「アサシン クリード シャドウズ」のベンチマーク結果を確認していこう。「プリセット全体」は“最高”、「アップスケーラーの種類」は“AMD FSR”、“NVidia DLSS”、「ダイナミック解像度の使用」は“オフ”、「アップスケーラーの品質」は“クオリティ”、「フレーム生成」は“NVIDIA DLSS”、「レイトレーシングによるグローバルイルミネーション」は“全体的に拡散+反射”に設定した。

Ryzen 7 7700X3D

Ryzen 7 7800X3DとRyzen 7 7700X3Dのスコアはいずれの解像度でも有意な差は出なかった。また、シングルチャネルやRyzen 9 9950Xでは、WQHD解像度で約4%、フルHD解像度では約6%の差がついた。

ベンチマークテスト:アバター:フロンティア・オブ・パンドラ

Ryzen 7 7700X3D

映画「Avatar」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は“ウルトラ”、「テンポラルアップスケール」は“Nvidia Deep Learning Super Sampling”、「フレーム生成」は“Nvidiaディープラーニングフレーム生成”で、「マルチフレーム生成」“4x”、「スケーリング品質」は「品質」、「スケーリングモード」は「固定」に設定した。

Ryzen 7 7700X3D

今回の条件ではいずれの解像度でもスコアは横並びとなった。また、フレームレートも4K解像度で300fpsを大きく上回っており、昨今の高リフレッシュレートなディスプレイの性能を存分に引き出すことができる。

ベンチマークテスト:DOOM: The Dark Ages

Ryzen 7 7700X3D

FPSゲーム「DOOM」シリーズの最新作「DOOM: The Dark Ages」のベンチマーク結果を確認していこう。「品質の一括調整」は“ウルトラナイトメア”、「解像度スケールモード」は“オフ”、「アップスケーラー」は“DLSS”、「DLSS超解像度」は“クオリティ”、「DLSSフレーム生成」は“6x”に設定した。

Ryzen 7 7700X3D

4K解像度やWQHD解像度ではいずれの条件でもフレームレートは横並びになる。また、フルHD解像度でもシングルチャネルが3%低くなっている以外は、いずれも同等のパフォーマンスを発揮した。

ベンチマークテスト:Cyberpunk 2077 Phantom Liberty

Ryzen 7 7700X3D

オープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:オーバードライブ”、「解像度スケーリング」は“DLSS Super Resolution”、「DLSS Super Resolution」は“クオリティ”、「DLSS Multi Frame Generation」は“4X”に設定した。

Ryzen 7 7700X3D

Ryzen 7 7800X3DとRyzen 7 7700X3Dについてはいずれの解像度でも有意な差は出なかった。また、Ryzen 9 9950Xは、シングルチャネルとの比較でも若干低いスコアで、大容量キャッシュのおかげでメモリ帯域が狭いデメリットをカバーできている。

ベンチマークテスト︓消費電力とCPU温度をチェック

ゲーム系のベンチマークが一段落したところで、消費電力とCPU温度を確認していこう。ストレステストには「Cinebench 2026:10 minutes(Test Throttling)」を使用し、起動後10分間放置した際の最低値をアイドル時、テスト実行時の最高値を高負荷時の値として使用した。

Ryzen 7 7700X3D

「Cinebench 2026」実行中の消費電力は、コア数が2倍のRyzen 9 9950Xが最も高くなるのは当然の結果だろう。そしてRyzen 7 7800X3DとRyzen 7 7700X3Dを比較すると、約9%(15.5W)低下している。マルチコアテストにおける性能差が5%前後だったのを考慮すると、ワットパフォーマンスは良好だ。また、シングルチャネルにすることで消費電力をさらに5.1W下げることができる。

Ryzen 7 7700X3D

続いてCPU温度を確認すると、こちらもRyzen 9 9950Xが90.7℃まで上昇しており最も高くなった。また、Ryzen 7 7800X3Dの80.4℃対して、Ryzen 7 7700X3Dは76.4℃で4℃低下している。最大動作温度の89℃までは10℃以上の余裕があり、懸念だった発熱についてはクロックが低めということもあり、かなり緩和されている印象だ

ゲーム重視なら有力候補。気になるのは発売時価格

Ryzen 7 7700X3Dは、ゲーム性能だけを見れば上位モデルRyzen 7 7800X3Dとの差を最小限に抑えながら、消費電力や発熱を抑えた扱いやすいCPUに仕上がっていた。特に、多くのゲームでシングルチャネル構成でも性能低下が小さかった点は、DDR5メモリの導入コストを抑えたいユーザーにとって魅力と言えるだろう。

Ryzen 7 7700X3D

一方で、発売当初の国内価格は、すでに登場から3年以上が経過しているRyzen 7 7800X3Dと逆転しており、現時点での立ち位置は難しいと言わざるを得ない。しかし、今後価格がこなれてくれば、「ゲームを重視しつつ予算も抑えたい」という自作ユーザーにとって、有力な定番CPUの1つになる可能性は十分に感じられた。

協力:AMD

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