エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1576
2025.08.09 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
DeepCoolによれば、「ASSASSIN VC ELITE WH」に実装されているベイパーチャンバーが本領を発揮するのはTDPが280W以上の場合とのこと。そこでPL1/PL2をいずれも280Wに設定した状態でも検証を行った。なおファンの回転数や騒音値はPL1/PL2=253Wの定格設定でもフル回転になっていたため省略している。
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| 「ASSASSIN VC ELITE WH」が本領を発揮するというPL1/PL2=280Wに設定した状態で検証を実施 |
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瞬間的にPackage Powerが310W前後まで上昇する、空冷CPUクーラーにはかなり過酷な条件だが、「Performance Mode」なら平均温度は「Cinebench 2024」が約91.4℃、「OCCT 14.2.3」が約94.7℃。最高温度もテスト中一度も100℃に達することはなく最大TDP300Wという公称値通りの冷却性能を発揮する。ただし、「Quiet Mode」ではいずれのテストでもCPU温度は100℃に達してしまい、冷却性能が不足してしまうようだ。Core i9を定格以上の設定で運用する場合には、「Performance Mode」を選択したほうがいいだろう。
最後にCore i9-14900Kテスト時におけるヒートシンク温度を、サーモグラフィで確認しておこう。アイドル時は起動後10分間放置した際の様子を、高負荷時は「Cinebench 2024:30 minutes(Test Stability)」を実行して20分経過後の様子を撮影している。
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| アイドル時のサーモグラフィ結果 |
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| 高負荷時のサーモグラフィ結果 |
アイドル時はヒートシンク全体の温度が低く保たれており、サーモグラフィによる違いはない。一方で、高負荷時は7本のヒートパイプ部分の温度が周辺のヒートシンクより明らかに高くなっているのが確認できた。さらにヒートシンク全体の温度が上昇しており、CPUから発生した熱を効率よく拡散できているようだ。
ツインタワー仕様のデュアルファンクーラーの中でも最上位クラスに位置づけられる「ASSASSIN VC ELITE WH」。定格動作であればAMD、IntelいずれのフラッグシップCPUでも「Quiet Mode」での運用が可能で、静音かつハイエンドなPCを構築することができる。
さらに「Performance Mode」にすれば、TDPが300Wを超えるような設定でもサーマルスロットリングを完全に抑制できるなど、期待通りの冷却性能を発揮してくれた。
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ハイエンド空冷クーラーでは選択肢が少ないホワイトモデルである点もトピックになるだろう。デジタルディスプレイの省略を残念に思う人はいるかもしれないが、本体のカラーとマッチしないことを考えると致し方ない。ピラーレス仕様のPCケースと組み合わせて、オールホワイトの魅せるハイエンドゲーミングPCを組むなら「ASSASSIN VC ELITE WH」はぜひ検討したい製品ではないだろうか。
提供:Deepcool Industries
株式会社アユート

