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最終更新日 2023年2月4日 22:58

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.631

これで全てが分かる。Fractal Design「Define R6」徹底解説

2018.01.24 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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Fractal Design PCケース

「Define R6」と水冷ユニット

たった1枚のドライブプレートを付け替えるだけで、内部設計がガラリと変化する「Define R6」。これが第6世代に進化したシリーズ最大の特徴であり、スペック表だけでは把握しにくい難解な構造と言えるだろう。

Fractal Designもそれは理解しているようで、マニュアルには非常に細かい点まで図説が掲載されている。シャドウベイ、冷却ファン、ラジエターの3者はそれぞれが密接に関係しており、ここで正確には数えられないほど何通りもの構成に対応する。特に需要が増えている水冷の導入については、最もスペースを必要とするラジエターの設置場所から構想を練る必要があるだろう。場合によっては5.25インチオープンベイが使えなくなったり、3.5インチトレイを取り払わなければならない。

一見複雑だが、自由度が高いPCケースである事は間違い無い。開示されている事前情報を収集するところから「Define R6」の自作はスタートする。

r6_33_1024x768
開示されている搭載可能ラジエターサイズと搭載可能箇所。ただしそう単純というわけにはいかず、いろいろな制約をクリアしていかなければならない

240mmサイズラジエター「Celsius S24」を搭載してみる

時間的な都合もあり、本稿ではオールインワン型水冷ユニットの導入でご勘弁頂こう。搭載テストに用意したのは、以前詳細検証を行ったFractal Design「Celsius S24」(型番:FD-WCU-CELSIUS-S24-BK)。240mmサイズラジエターを備えた、メンテナンスフリーのオールインワン型水冷ユニットだ。

ちなみに「Celsius S24」を導入する場合、周辺に大きな影響は無かった。5.25インチオープンベイも3.5インチトレイも使用が可能。やや窮屈に見えるが、動作を妨げるような問題は発生していない。

r6_86_1024x768
r6_85_1024x768 リアファンの搭載位置よりも下に固定されるラジエター。特に問題は無かったが、強いて言うならば、ラジエターを固定する前にメモリは装着しておこう。検証で使用しているCORSAIR「CORSAIR Vengeance LPX Series」は高さ32mmだが、真上に位置する25mm厚冷却ファンまでの空きスペースはほぼ無い

全てのストレージ収納スペースにドライブを搭載してみる

組み込みセッションの最後に、全ストレージ収納スペースに3.5インチHDDや2.5インチSSDを搭載してみよう。

r6_68_1024x768
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この筐体で最大のストレージ収納力を誇る3.5インチトレイ。付属のトレイ6枚をフル装備にしたところ。トレイはフリーレイアウトなので、グラフィックスカードの延長線上を避けるなどシステム構成にあった位置に分散して固定する事ができる
r6_78_1024x768 「オープンレイアウト」ではドライブプレート背面に2台の3.5インチHDDを固定。搭載には3.5インチトレイに備え付けのゴムブッシュを流用。「3.5″Drive Screw」を使い、ドライブプレート側の穴に引っ掛けて固定する
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2.5インチ専用トレイに2台のSSDを搭載。固定には背面4箇所のネジ穴を使用する ボトムカバー(シュラウド)天板に2.5インチ専用トレイを移設。スルーホールがあるのでコネクタは内向きに固定するといいだろう
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r6_70_1024x768 地味な存在ながらまだまだ現役の光学ドライブ。5.25インチオープンベイには前寄り左右各2箇所を「Optical Drive screw」で固定。ドライブ後方は宙に浮いた格好になる

総評:現在の自作PC事情を反映したミドルタワーPCケースの完成形

昨年末に各国で一斉にリリースが配信された「Define R6」。発表記事掲載後、エルミタでも多くのアクセスを集め、変わらぬ人気ぶりを目の当たりにした。予想通りとは言え、ここまで注目を集めるPCケースは他にあるだろうか。

次世代「Define」シリーズについて、昨年の夏頃より編集部には情報が入り始めていた。当初は年内発売を目標にスケジュールが進行していたはずだが、現行モデル「Define
R5」のセールスは依然好調。世代交代時期の見極めは、代理店担当者の頭をだいぶ悩ませたと聞く。

r6_89_1024x768

Fractal Designのラインナップ中、特別な存在である「Define」シリーズは、世界中の自作PC愛好家から評価され、多くの声により今日まで熟成されてきた。そして2014年12月にリリースされた「Define R5」から3年を経て投入された後継「Define R6」は失敗が許されない、難しい立場にあった事は容易に想像できる。

そんな「Define R6」は、「強化ガラス採用モデル」と「静音重視モデル」という2つのラインナップを用意し、それぞれ別の顔を持たせた。前者は魅せるPCを構築するユーザーをターゲットに、ドレスアップ要素とMOD PC構築に有利な拡張性を両立。後者は細部で強化された静音対策により、高い次元での静音PCが構築できる。

その二面性こそが新型「Define R6」最大の特徴であり、現在の自作PC事情を反映したミドルタワーPCケースの完成形と言えるだろう。「Define」シリーズはバランスの取れたPCケースへと世代が移った。

協力:Fractal Design
株式会社アスク

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