エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1651
2026.04.09 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
ここからは構成パーツを用意し、FLOVA F50をベースにPCを組み込んでいく。実際に作業を行うことで、資料やマニュアルでは分かりにくいポイントや、パーツ搭載後のクリアランス、組み込み時の注意点なども確認していきたい。
マザーボードにはATX規格(305 x 244mm)のASRock「Z890 Steel Legend WiFi」を使用した。マザーボードトレイには出荷時より合計9本のスタンドオフ(うち2本は肩付きスタンドオフ)が装着済みで、ここに付属の「A.インチネジ」で固定する。PSUシュラウドと前方のTRYX Cross-Flowファンの存在により、ミドルタワーとしては開口部はややタイトな印象だが、実際のネジ留め作業はスムーズに行うことができた。
搭載後のクリアランスを実測すると、トップパネルまで約62mm、フロントパネルまで約180mmを確保。トップ側には比較的余裕がある一方、フロント側はややタイトなレイアウトと言えそうだ。
マザーボードを搭載したところで、CPUクーラーの有効スペースを計測する。計測方法はCPUの上にレーザー距離計を設置し、左側面の強化ガラス製サイドパネル内側にマーカーを貼り付け、その距離を測った。
なお、CPUクーラーの有効スペースは高さ170mmまで。計測結果は175mmで、ここは公表値通りの広いスペースが確保できていることが分かった。これなら5インチディスプレイを搭載する、TRYXのサイドフロー型空冷クーラー「TURRIS 620」シリーズ(全高165mm)も十分に搭載できる計算だ。
次にマザーボードトレイ背面に回り、CPUクーラーメンテナンスホールの様子も見ておこう。見た目だけでもカットサイズが十分であることが分かる。計測してみると、幅約172mm、高さ約128mmで、LGA1851のCPUクーラーマウントホールも開口部まで十分な距離が確保できている。大型バックプレートも収めることができるだろう。
電源ユニットの有効スペースは奥行き200mmまで。そこに奥行き140mmの電源ユニットを用意して組み込みを行った。搭載手順はシンプルで、右側面の開口部より電源ユニット本体を挿入。リアパネルから4本のインチネジでネジ留めを行う。なお、PSUシュラウドの内部高は実測で約100mm。95mmクラスが多いなか、比較的余裕のある内部高のおかげで、挿入もしやすく作業ができた。
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| 搭載テストには CORSAIR「RM1000e」(型番:CP-9020297-JP)を用意した |
電源ユニット搭載後のクリアランスを計測すると、隣接するドライブブラケット(シャドウベイユニット)までは約115mmを残している。なお、このタイミングでマザーボードへの各配線を行っている。各箇所に設けられたスルーホールを利用し、ケーブルを接続した。裏配線スペースは最大約40mmと広く、ある程度束ねた状態でも無理なくサイドパネルを閉じることができた。全体として、構造はオーソドックスながらも、実際の組み込みはスムーズで扱いやすい印象だった。
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PSUシュラウドの内部高は100mmだけに、マザーボード下部へ接続するコネクタは通しやすい。一方で上部のグロメット付きスルーホールは高さ約18mmと低く、CPU補助電源コネクタが通しにくい。空きスペースはあるだけに、ここは要改善ポイントとして挙げておきたい |
