エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1651
2026.04.09 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
次にFLOVA F50の冷却ファンレイアウトとラジエーター搭載スペースをチェックしていこう。TRYX Cross-Flowファンについては既に解説済みだが、これとは別にフロントパネル内側には120mmファンが3基増設が可能。TRYX Cross-Flowファンとの併用ができるようになっている。
さらに、TRYX Cross-Flowファンを外せば、140 / 160 / 180 / 200mmファンが2基増設することもできる。これら口径が異なる冷却ファンを取り付ける場合は、上下にネジ留めされたスチール製の冷却ファンブラケットを移動して運用する。FLOVA F50を象徴するTRYX Cross-Flowファンを外しての運用はかなりイレギュラーではあるものの、柔軟な設計とも言える部分だろう。なお、ラジエーターは280 / 360mmサイズがサポートされている。
トップパネルを外すと、シャーシ面にはスリットタイプのネジ穴が複数確認できる。この面には120mmファンが3基、または140mmファンが2基増設可能。ラジエーターは280 / 360mmサイズが搭載できる。
FLOVA F50におけるオールインワン型水冷ユニットの搭載については、多くのユーザーがトップパネルを選択するだろう。一般的に、ラジエーターとウォーターブロック(ポンプ)、それを結ぶチューブの位置関係からフロントマウントよりもトップマウントが有利とされている。
出荷時より、リア上部には120mmファンが標準装備されている。搭載されているのは25mm厚の「TRYX ROTA 120 FAN」で、単体製品としての情報は公開されておらず、ケース専用の付属ファンのようだ。詳細なスペックは明らかにされていないが、ブレードは11枚構成で、形状は比較的オーソドックス。全体はボディと同色のピンクで統一され、ケーブルもホワイト仕様となっている。
|
| ネジ穴はスリットタイプを採用。120mmサイズラジエーターへの換装にも対応する |
リアファンはPCケース内部の熱を外部へ排出する役割を担い、側面のTRYX Cross-Flowファンと組み合わせることで、全体のエアフローを構成する重要な要素となっている。
マザーボードトレイ右側には、縦に配置されたサイドファン用の増設スペースが用意されている。近年のピラーレスデザインPCケースで広く採用されつつあるレイアウトで、FLOVA F50もその流れを踏襲した構成だ。左右にスリット(ネジ穴)を備え、120mmまたは140mmファンを2基搭載可能。さらに240mmまたは280mmサイズのラジエーターにも対応する。
一方で、この増設スペースはマザーボードトレイに対して実測で約38mmのオフセットが設けられている。仮に27mm厚のラジエーターと25mm厚ファンを組み合わせた場合、理論上はマザーボードトレイ面から約14mm程度突出する計算となり、構成によっては干渉の可能性も考えられる。この点については、実際の組み込み時に確認していきたい。
PSUシュラウドの天板部は、正方形のパンチング加工による通気孔仕様。最近のPCケース同様、ここにも120mmファンが2基増設できる。FLOVA F50ではオプション扱いだが、汎用リバースファン等を搭載することで、グラフィックスカード周辺の滞留した熱を拡散し、GPU温度の上昇を抑える効果が期待できる。
|
| 120mmファン2基用のネジ穴を用意。25mm厚ファン固定用ネジ「G.ファン固定用ネジ」が8本付属する |
