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最終更新日 2026年6月10日 21:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.649

最新機能で完全武装。最強H370マザー、GIGABYTE「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」

2018.04.09 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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Coffee Lake GIGABYTE Intel マザーボード

「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」なら無線LAN環境でも高速通信が可能

H370_aorus_Gaming_902_1024x768
「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」には、Intel Wireless-AC 9560チップのワイヤレスカードに加え、マグネット固定式のアンテナが付属。無線LAN環境でも高速かつ安定した通信が可能だ

Intel H370/B360チップの特徴の1つに、Intelの新ワイヤレスカード規格CNViへの対応がある。特に「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」では、最大転送速度1,734Mbps(理論値)のIEEE 802.11acワイヤレスカード(Intel Wireless-AC 9560)が付属しており、無線LAN環境でもかなり高速なデータ転送が期待できる。そこで今回は「Jperf 2.0.2」を使い、有線LAN、無線LANそれぞれの転送速度を確認してみることにした。アクセスポイントには5GHz帯1,734Mbps、2.4GHz帯800Mbpsに対応するアイ・オー・データ「WNPR2600G」を使用し、比較対象としてRealtek製ギガビットLAN「RTL8111E」の環境でも計測を行っている。

H370_aorus_Gaming_501_751x460
ネットワーク転送速度の計測には「JPerf 2.0.2」を使用した
H370_aorus_Gaming_001_mem_620x530

無線LANのほうが最大転送値(理論値)は高いものの、安定性・信頼性に定評のあるIntel製ギガビットLANと比較すると転送速度は7割強にとどまる結果。とは言え、Realtek製ギガビットLANと比較するとその差は倍以上。実際にファイルコピーなども試してみたが体感速度的には、Intel製ギガビットLAN環境との違いを感じることもなく利用することができた。

その性能を活かすためには、高速なIEEE 802.11ac対応ルーター(またはアクセスポイント)を用意する必要はあるが、最近では10,000円前後から購入可能。まだ無線LAN環境を使用していないなら「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」と合わせて導入してみることをオススメする。

M.2スロットの性能差をチェックする

H370_aorus_Gaming_903_1024x768
PCI-Express3.0(x4)接続(上段)とPCI-Express3.0(x2)接続(下段)の2基のM.2スロットを搭載する「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」。そのパフォーマンスの違いをチェックしていこう

「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」に搭載されているM.2スロットは、上段が帯域幅32GbpsのPCI-Express3.0(x4)、下段が帯域幅16GbpsのPCI-Express3.0(x2)接続。そのため下段のスロットを使用した場合、NVMe SSDの性能を最大限に発揮できない可能性がある。そこでSamsung「SM951-NVMe」シリーズを使い、搭載するスロットによってどの程度の性能差がでるのかチェックしてみることにした。

H370_aorus_Gaming_601_402x367 H370_aorus_Gaming_602_402x367
PCI-Express3.0(x4/上段)搭載時の「CrystalDiskMark 6.0.0」 PCI-Express3.0(x2/下段)搭載時の「CrystalDiskMark 6.0.0」

PCI-Express3.0(x2)接続のスロットでは帯域幅がボトルネックとなり、転送速度は約1,600MB/secで頭打ち。そのためシーケンシャル読込は大きく落ち込むものの、その他のスコアには大きな影響はみられない。また試しに最大転送速度が1,570MB/secのIntel「SSD 600p」の256GBモデルでもテストを実施したところ、こちらはまったく影響がなかった。

続いてSamsung「SM951-NVMe」シリーズの256GBモデルと128GBモデルを使ったNVMe RAIDのパフォーマンスについても簡単に紹介しておこう。なおNVMe RAIDの構築方法については以前詳細検証をお届けした「Z370 AORUS Gaming 7」のレビューに詳しいので合わせて参照いただきたい。

H370_aorus_Gaming_603_402x367 H370_aorus_Gaming_604_402x367
256GBモデル単体時:PCI-Express3.0(x4/上段)の「CrystalDiskMark 6.0.0」 128GBモデル単体時:PCI-Express3.0(x2/下段)の「CrystalDiskMark 6.0.0」
H370_aorus_Gaming_605_402x367 RAID 0構築時の「CrystalDiskMark 6.0.0」
H370_aorus_Gaming_605_786x593
帯域幅や容量の異なるSSDを使用した場合でも問題なくRAIDの構築が可能。なお「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」では、M.2スロットのリンク幅やリンク速度も確認できる

搭載するSSDの容量だけでなく、M.2スロットの帯域幅も異なるかなり変則的な構成だがRAIDの構築手順に変わりはない。また転送速度はシーケンシャル読込が2,700MB/secまでしか上がらず、PCI-Express3.0(x2)接続と比較しても約7割増とやや期待はずれ。しかしボトルネックの影響を受けない書込についてはSeq Q32T1、4KiB Q8T8とも約2倍にスコアがアップし効果は歴然だ。

これらの結果から「H370 AORUS GAMING 3 WIFI」でRAIDを構築するなら、組み合わせるSSDは最新ハイエンドモデルではなく、Intel「SSD 600p」や、最近選択肢が増えているPCI-Express3.0(x2)接続のエントリーモデルがオススメ。コストを抑えつつ、大容量かつ高速なストレージ環境を構築できるはずだ。

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優れた冷却性能を発揮するオリジナルM.2ヒートシンク「M.2 Thermal Guard」
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