「GeForce RTX 3050」の実力をチェック
ここからはGIGABYTE「GeForce RTX 3050 EAGLE 8G」を実際のPCに組み込み、「GeForce RTX 3050」のパフォーマンスをチェックしていこう。なおテスト用のPCには、CPUがボトルネックにならないようAMD Ryzen 5000シリーズ最上位のRyzen 9 5950Xを使用し、「Resizable BAR」機能は有効にした状態で計測を実施した。
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「GeForce RTX 3050 EAGLE 8G」のブーストクロックは定格の1,777MHzだが、テスト中は最高1,927MHzまで上昇した
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CPUからすべてのビデオメモリにアクセスできる「Resizable BAR」機能は有効にした状態で検証を実施
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ベンチマークテスト:3DMark:Port Royal
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」の結果を確認していこう。
「Port Royal」は、GeForce RTX 3050がターゲットにしているフルHDより高解像度なWQHDでのテストということもあり、総合スコアは3,490ポイント、フレームレートも16.16fpsに留まる。テスト中の動画もコマ落ちが発生するほどではないが、ややぎこちないシーンがあり、レイトレーシングに対応するゲームをWQHD以上の解像度で楽しみたいなら、より上位のモデルを選択したほうがいいだろう。
ベンチマークテスト:3DMark:DirectX Raytracing feature test
続いて、シーン全体をレイトレーシングにて描画する「DirectX Raytracing」の結果を確認していこう。
「Port Royal」よりさらに負荷の高いレイトレーシングテストということもあり、フレームレートは「Port Royal」から約15%低下し、13.8fpsまでしか上がらなかった。ちなみに以前詳細検証を行ったGeForce RTX 3060搭載グラフィックスカード「GeForce RTX 3060 GAMING OC 12G」と比較すると、約7割のスコアで、ほぼRTコア数通りのパフォーマンスだ。