エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1036
2021.08.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
先日の開封レビューでも触れた通り、「Radeon RX 6600 XT」にはリファレンスモデルはリリースされず、各AIBパートナーからオリジナル仕様のカードが発売される。今回検証を行うのは、PowerColorのハイグレードモデル「RED DEVIL RX6600XT 8GB」だ。
評価サンプルとしてエルミタ編集部に届けられた、デュアルファンクーラーを搭載したOC仕様の「RED DEVIL RX6600XT 8GB」。その外観については、先日公開の開封レビューを参照のこと |
100mm口径のデュアルファンを搭載したクーラーを装備し、メタルバックプレートを備えた重厚なカード。優秀な冷却性能を生かしたオーバークロック仕様になっており、「GPU-Z」計測による動作クロックは、ゲームクロック2,428MHz、ブーストクロック2,607MHz。メモリ周りは標準仕様に準拠している。
デュアルファンクーラーはセミファンレス動作に対応し、負荷に合わせて効果的に騒音を抑える仕様。電源回路にはDrMOSと高耐久コンデンサを搭載、高負荷動作に耐える信頼性を備えている。また、「OC」と「SILENT」の2モードを切り替えられるデュアルBIOSを実装しており、好みに応じて異なるパフォーマンス傾向の使い分けが可能だ。
クーラーカバーと同色のアルミバックプレートを備える。向かって右下にはBIOSの切り替えスイッチを実装、「Red Devil」ロゴのRGB LEDも内蔵されている |
2.5スロットを占有する重厚なカード。補助電源はGPUの標準仕様から強化されている |
そのほか、クーラーカバーとカードエンド、バックプレートにはARGB LEDを内蔵。出力インターフェイスは、DisplayPort1.4×3、HDMI2.1×1の4系統だ。なお、補助電源はオーバークロックの余裕を確保するため、8pin+6pin構成に増強されている。