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最終更新日 2023年3月29日 0:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.480

これで全てが分かる。 NZXT「Manta」徹底解説

2016.03.14 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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PCケース

NZXTが得意とする”2枚の小さな基板”その役割

NZXT既存ラインナップでも採用例がある”2枚の小さな基板”について解説しよう。「Manta」には、マザーボードトレイ背面リア寄りの位置に、2枚の小さな基板が固定されている。いずれも予めケーブルが接続されており、シャーシ内部をそれぞれが別方向に配線。これらを辿るとおおよその機能が想像できるワケだが、さてどんな役割を果たしてくれるのだろうか。

マザーボードトレイ背面の赤枠で囲った部分には、2つの小さな基板が標準で装備されている。一体どんな役割を担っているのだろうか

最大8基の冷却ファンを一括制御する「PWMファンHUB」

CPUクーラーメンテナンスホール下の位置に固定される”大きい方の基板”は、「PWMファンHUB」だ。以前検証した「H440 Designed by Razer Edition」にも類似の基板が標準で装備されている。しかし両者を比較すると、基板上のチップの数やコンデンサ、レイアウトそのものが大きく異なり、確実に進化している事が見て取れる。
 何が出来るのかと言えば、最大8基の冷却ファン(3pinコネクタ)を接続。マザーボード上のPWM対応CPUファンヘッダ経由で、これらを一括制御する。つまりPWM信号に依存し、システムの負荷・温度状況により、最適な回転数で冷却ファンを動作する事ができるというワケだ。状況に応じて静音または高エアフロー状態に切り替える、いわば”自動制御装置”とも言える。

「PWMファンHUB」は最大8基の冷却ファン(合計出力30Wまで)を一括制御可能。なお電源供給用に、4pinペリフェラルコネクタを接続する必要がある。ちなみにCPUファンヘッダにPWM信号用ケーブルを接続しない場合、各々の冷却ファンは最大回転で動作する

「Manta」を彩るイルミネーション用「LED HUB」

もうひとつ、小さい方の基板は「LED HUB」だ。ちなみにリア面のバックパネルI/O開口部横にあるプッシュ式のボタンは、この基板に固定されている。
 接続済みのケーブルは、バックパネルI/O上部に内蔵されたLED照明、および電源ユニットカバー横にある、NZXTロゴ内部のイルミネーションにそれぞれ接続。リアのボタンをプッシュする毎に、消灯状態から→バックパネルI/O上部のみ点灯→NZXTロゴのみ点灯→全灯→全て消灯のサイクルで切替ができる。

危うく見落としそうになる、バックパネルI/O横のプッシュボタンは、「LED HUB」に搭載され、2つあるイルミネーションの発光アクションを切り替える事ができる
バックパネルI/O上部のLEDは、リア部分を高輝度で照らす。一方、NZXTロゴは輝度が抑えられ、さりげなく存在をアピール。気になるようであれば、消灯も選択できる

2.5インチ専用シャドウベイ

マザーボードトレイ正面右側のエリアには、2.5インチ専用のシャドウベイが用意される。標準装備のフロント吸気ファンと、マザーボードの間に挟まれたスペースには、ハンドスクリュー1本で固定された専用トレイが縦に2つ並ぶ。その左側にはNZXTのロゴがあしらわれた配線を隠すカバーが固定されている。

2.5インチ専用のシャドウベイは縦に2台分が標準で装備。左側面にはNZXTロゴ入りカバーがあり、接続したケーブルをストレートにマザーボードトレイ背面へ引き回す事ができる
専用トレイはハンドスクリュー1本で固定し、トレイ底面はマザーボードトレイにある4つの凸に引っ掛ける仕組み

さらに右側面から底面を見ると、床部分にもストレージが増設できるスペースが用意されている。底面ベタ置きになるこのスペースは、2.5インチと3.5インチ共用。いずれか1台が搭載できる。

電源ユニット搭載スペースの延長線上にある、2.5 / 3.5インチ共用の増設スペース。ドライブの固定は底面に予め用意されるネジ穴を利用する

3.5インチHDD搭載スペース

内部容積に限りがあるミニPCケースだけに、ストレージの主流はおのずと2.5インチSSDという事だろうか。3.5インチHDDが搭載できるスペースは、2.5インチ共用となる底面の他、2.5インチ専用シャドウベイの裏に1台分が用意されている。シャドウベイと呼ぶには少々違和感があり、そこには4つのネジ穴があるのみ。つまり3.5インチHDD底面のネジ穴を使って、縦に固定するスペースが割り当てられている格好だ。

3.5インチ専用の搭載スペース。HDDは縦にマウントする事になる。なおコネクタの向きに指定はなく、ケーブルの取り回しを考慮し、上下方向は任意で決めればいい

ロゴ入りカバーに覆われた電源ユニット搭載スペース

電源ユニットは多くのPCケース同様、ボトムレイアウトが採用されている。左側面から搭載スペースを確認すると、NZXTロゴ入りのカバーに覆われているため、設置面は確認できない。
 ちなみに内部下段のほぼ全てにわたるカバーは、以前詳細検証を行った「H440 Designed by Razer Edition」でも採用されており、始末に頭を悩ませるケーブル類を隠す役割を果たしてくれる。電源ユニットの多くは底面から外気を取り入れ、背面に排出するエアフローレイアウトになるため、全体を覆う事でのデメリットは考えにくい。さらにトンネル状のカバーには、フロント吸気ファンからの風も抜けるため、むしろ都合が良い。

NZXTロゴ入りのカバーを装着した、電源ユニット搭載スペース。ちなみにロゴにはLEDが内蔵され、イルミネーションを楽しむ事もできる
右側面から電源ユニット搭載スペースをチェックすると、設置面には丸型のゴムクッションが合計6個装着済み。防塵フィルタ付きの通気口も用意されている
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