エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.390
2015.01.22 更新
文:GDM編集部 絵踏 一/Tawashi
続いて、ハードウェアテッセレーションを駆使した重量級の3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」の結果を確認していこう。プリセット設定は、DirectX 9のAPIを使う“Basic”と、DirectX 11のAPIを使う“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic”(fps) | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme”(fps) |
DirectX 9ベースの「Basic」では、Average FPSが“74.4FPS”、MaxFPSでは“150.4FPS”を記録するなど、期待通りの結果。一方DirectX 11ベースの「Extreme」はMaxFPSこそ“68.4FPS”を記録したが、Average FPSは“28.8FPS”とシングルプレイの合格点である30FPSに及ばない結果になった。
ここからは、実際のゲームプレイを想定したベンチマークを使い、検証を進めて行くことにしよう。まずは、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」から。解像度は1,920×1,080ドット、グラフィックス設定は“最大”にセットし、パトカーとのカーチェイスシーンを約180秒間プレイ、その際のフレームレートを「Fraps」にて計測している。
Watch Dogs(fps) |
ハイエンドグラフィックスが必要とされるDirectX 11対応のタイトルながら、なんとか健闘しているといった印象。MaxFPSは41fps、Average FPSは約34fpsで、フルHD解像度までならプレイ可能。設定を落としてやれば、ストレスのないゲームプレイを楽しむことができるだろう。
引き続き、DirectX 11対応タイトルより「ロストプラネット2ベンチマーク」を選択。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる設定で計測を行った。なお解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測している。
ロストプラネット2ベンチマーク |
FPSゲームの中でもかつては重量級と言われた「ロストプラネット2」だが、1,280×1,080ドットの最高画質では約90fpsの申し分ないスコアをマーク。また、1,920×1,080ドットでもシングルプレイの基準である30fps、マルチプレイの合格点である60fpsも越えており、これなら十分ゲームを楽しめる。