DDR5-8000の高速オーバークロックメモリを試す
「CVN B860I GAMING FROZEN V20」は、ミドルレンジクラスの製品ながら表面実装技術や高品質な部材を使用することで、メモリスピードは最大DDR5-8800まで対応する。そこで今回は、DDR5-8000に対応するKLEVV「KD5AGUA80-80D380G」を使用して、オーバークロックメモリの動作を確認してみることにした。
|
|
|
メモリスピードDDR5-8000、CL38の低レイテンシ駆動に対応する「KD5AGUA80-80D380G」だが、メモリプロファイルを読み込むだけで安定動作が可能だった
|
マザーボードによっては起動しなかったり、起動しても不安定になることも多いDDR5-8000動作だが、「CVN B860I GAMING FROZEN V20」ではUEFI BIOSからIntel XMPのプロファイルを読み込むだけで正常に動作した。30分間のストレステストでも目立った問題は発生せず、高クロックメモリへの最適化が進んでいることがうかがえる。
続いて、DDR5-4800との比較により、オーバークロックメモリによる性能への影響を確認していこう。
「AIDA64」のメモリベンチマークを確認したところ、メモリ帯域はWriteやCopyで40%以上、Readは約58%向上した。一方で、レイテンシは8割未満まで低減しており、オーバークロックメモリによるメモリ帯域やレイテンシの影響は大きいことがわかる。
従来の「CINEBENCH R15」から「CINEBENCH R23」では、シングルコアテスト、マルチコアテストともメモリクロックによる明確なスコア差は見られなかった。しかし、メニーコアCPUへの最適化が進んでいる新バージョン「Cinebench 2024」や「Cinebench 2026」では、マルチスレッドテストではいずれも約6%スコアが向上している。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」では、グラフィックスカードの負荷が極めて大きい4K解像度こそ差がないものの、WQHD解像度では約6%、フルHD解像度では約11%スコアが向上した。最新のレンダリングアプリケーションや、画質を抑えてフレームレートを稼ぎたい場合には、メモリも予算が許す限り高クロックなものを用意したい。