エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1589
2025.09.20 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
広いCPUクーラー搭載スペースを十分に活用したいところだが、今回はLIAN LIのオールインワン型水冷ユニット「Hydroshift II LCD-C 360CL」(型番:GHS2LCD36RB)をチョイスした。
魅せるPC構築にフォーカスしたプロダクトで、サイドマウントのチューブと露出を最低限にしたケーブル配線が特徴。水冷ヘッド部には2.1型円形IPS液晶(480×480ドット)を備え、CPU温度やポンプ回転数等が表示できる。
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| 動作検証を行うため、マザーボードにv-colorのDDR5メモリ「Manta XFinity RGB」(DDR5-6000/32GB ×2/型番:TMXFL3260836KWK)を搭載した |
イマドキのAIO水冷ユニットらしく、出荷時からラジエーターには冷却ファンが組み込まれ、配線も完了している。魅せることを重視しないユーザーにとっても、作業の手間が減る点は大きなメリットであり、特に配線の簡略化はAIO水冷の進化を実感させる部分だ。
実際の作業も容易で、Vector V100では唯一ラジエーターをサポートするトップパネルのスリットにネジ留めし、その後手順に従ってウォーターブロックをマウントする。マニュアルを参照する必要はあるものの、自作経験が浅いユーザーでも作業に戸惑うことはないだろう。マザーボード搭載時にも感じた広い開口部の恩恵は、この作業でも実感できた。
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| 冷却ファンはラジエーターに搭載済みで、配線も既に完了している | チューブの露出が最小限だけに、ラジエーターとCPUソケットが近い分やや窮屈ではある |
今回検証に使用している「Vector V100」は、冷却ファンがオプション扱い。120mm ARGBファンをサイドとリアに合計4基標準装備する「Vector V100R」とは違い、必要箇所に冷却ファンを用意する必要がある。自由に選択できることはメリットだが、「R」付きとは市場想定売価比で3,300円差をどう評価するかは判断の分かれるところだろう。
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| LIAN LI提供の作例のような魅せるPCを目指すなら、同社が積極的に展開する「UNI FAN」シリーズの統一はオススメ。ただしそれなりのコストは覚悟しておく必要がある |
そこで今回は作例としての参考までに、用意されている3箇所すべてにファンを取り付けてみた。増設するなら、この段階で作業しておくのがベスト。特に配線をきれいにまとめたいなら、ケース内にまだ余裕があるうちに済ませておこう。
まずリアファンに「UNI FAN TL120 LCD Wireless」(型番:12TLLCD1W1B)をチョイス。中央部にLCDスクリーンを備え、側面LEDにインフィニティミラーを採用。専用ソフトウェア「L-Connect 3」が用意され、2.4GHz帯ワイヤレスコントローラーにより、ライティングや回転速度が制御できる。
PSUシュラウド部には「UNI FAN TL 120 Reverse Blade Wireless」(型番:12RTL1W3B)を用意した。モデル名でも分かるように、ここではいわゆるリバースファンをチョイス。リアファンのようなLCDは非搭載だが、フレーム部分で結合することで電源供給とARGB信号を伝達する事が可能。本稿では3個パックのうち、2基のみを使用している。なお固定にはVector V100に付属する「Long screws for fan mounting」を使用した。
そしてサイドファンには「UNI FAN SL-INF Wireless 120 Reversed Blade」(型番:12RSLIN1W3B)を用意。これも発光機能は基本的に同じ120mmファンで、PSUシュラウド上と同様にリバースファンを搭載した。
取り付けやすさや配線の利便性は冷却ファン側のメリットによる部分が大きいため詳細は省くが、作業自体に難しさはなく、取り付けに苦労することはなかった。さらに、複数のファンを連結できる設計により、搭載数とコネクタ数が比例せず、コネクタの消費を最小限に抑えることができる。背面コネクタ対応のマザーボードでなくとも、構成パーツの選択次第でケーブル露出をある程度コントロールできる点は注目すべきだろう。
なお今回使用した冷却ファンを含め、LIAN LIから発売中の「UNI FAN」シリーズについては以前詳細検証をお届けしている。導入前に是非参考にしてほしい。

