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最終更新日 2021年1月29日 0:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.922

性能と静音性を追求した究極の1枚。MSI「GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G」

2020.10.21 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕

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GeForce RTX 3090 MSI NVIDIA グラフィックスカード

高負荷時でも静音動作が可能な「TRI FROZR 2」

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新設計クーラー「TRI FROZR 2」の実力をチェックしていこう

続いてMSI自慢のオリジナル3連ファンクーラー「TRI FROZR 2」の実力を検証していこう。なおプロファイルは「Extreme Performance」を選択し、ストレステストは「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」を使用。また測定時には水冷ユニットのファンは強制的に回転を停止している。

msi3090gt_014_temp_620x405
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「Zero Frozr」機能により、アイドル時はファンの回転が停止するものの、GPU温度は40℃台前半で推移する。また高負荷時でもGPUの温度は75℃で頭打ち。ファンの回転率は最大50%、回転数は1,500rpm前後までしか上がらず、ノイズレベルもアイドル時+2.3dBAのわずか37.1dBAに留まる。

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表面:アイドル時のサーモグラフィ結果 裏面:アイドル時のサーモグラフィ結果
msi3090gt_502_640x480 msi3090gt_504_640x480
表面:高負荷時のサーモグラフィ結果 裏面:高負荷時のサーモグラフィ結果

またサーモグラフィの結果を確認すると、表面は高負荷時にはファンが回転するため、アイドル時と高負荷時で大きな違いはなし。一方、裏面は高負荷時にはメモリのある中心付近の温度が一番高く、離れるにしたがって温度が低下しており、メモリから発生した熱が拡散している様子が確認できた。

GPUレンダリング性能をチェック

ベンチマークテストの最後は、ワークステーション向け用途を想定したGPUレンダリング性能を確認していこう。ベンチマークテストは、「V-Ray:GPU」「Blender:OPTIX」「OctaneRender」の3種類で、参考として「GeForce RTX 3080 Founders Edition」でも計測を実施した。なお「OctaneRender」では、今回のデータを使用する場合、最低64GB以上のメインメモリが必要なため、DDR4-3200 16GBx4にメモリを変更している。

ベンチマークテスト:V-Ray:GPU

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msi3090gt_011_vray_620x405

「V-Ray:GPU」の結果を確認すると、「GeForce RTX 3080 Founders Edition」より2割強高い791mpaths。ビデオメモリの使用量も最高5GB前後で、24GBのGDDR6Xを搭載する「GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G」ならまだまだ余裕がある。またプロファイルによる違いは「Balanced」と「Extreme Performance」はほぼ同等。「Silent」と「Balanced」でも約1%とごくわずかしかなく、敢えて「Silent」にして消費電力を抑えるのもアリだろう。

ベンチマークテスト:Blender:OPTIX

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「Blender:OPTIX」は、最もスコアの差が小さい「fishy_cat」で約15%、最も差の大きい「pavillon_barcelona」では約25%も「GeForce RTX 3080 Founders Edition」から高速化され、レンダリング関連の処理ではアドバンテージが大きいことがわかる。また「Silent」では、処理時間の長い「victor」ではスコアが落ち込んでいるが、それ以外は大きな差がつかなかった。

ベンチマークテスト:OctaneRender

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今回はNVIDIAが用意している大規模レンダリングデータを使用しているが、ビデオメモリの使用量は最大約14GB。「GeForce RTX 3080 Founders Edition」ではデータが溢れ、メインメモリを使用するためレンダリング速度には15倍近い差がついた。また「Silent」では、「Blender:OPTIX」と同様処理速度が低下。このことから、レンダリングでも処理時間の長い作業を行う場合には、「Silent」プロファイルの使用は控えた方が良さそうだ。

圧倒的な静音性を誇るフラッグシップグラフィックス

NVIDIA最上位GPU GeForce RTX 3090を搭載する「GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G」。AAAクラスのゲームでも4K解像度までなら最高画質、かつレイトレーシングをオンにした状態で快適なプレイが可能。また今後普及するであろう8K解像度でもDLSSを有効にしたり、多少画質を調整すれば60fpsは十分にクリアすることができる。そして24GBという大容量のビデオメモリを活かし、大規模なレンダリング処理のようなクリエイティブな作業でも大いに力を発揮してくれるはずだ。

そして注目の新クーラー「TRI FROZR 2」だがこちらは見事の一言。最近では「Founders Edition」(リファレンス)も含め、ハイエンドグラフィックスカードでは優れたクーラーを搭載する製品が多いが、その中でも静音性は間違いなくトップクラス。今回はバラック状態でのテストにもかかわらず、いつ回転が始まったかわからないほど。実際の運用では、CPUクーラーやケースファンの音に完全に紛れてしまうことだろう。

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さらにプロファイルの切り替えをワンクリックで行える「DRAGON CENTER」も便利なツールだ。切り替え時に再起動も不要なため、通常作業をする場合は「Silent」、重い処理や少しでもフレームレートを稼ぎたい場合は「Extreme Performance」といった変更をシームレスに行うことができる。ハード、ソフトとも作り込まれた「GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G」は、正直指名買いが多い人気モデルというのも頷ける出来栄えだった。

協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

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