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最終更新日 2023年1月31日 18:39

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.769

国内初、水冷RTX SUPER搭載ゲーミングBTO、サイコム「G-Master Hydro X570A」実力検証

2019.08.25 更新

文:pepe

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AMD BTO サイコム

ベンチマークテスト:Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark (V18.10 BETA)

ここからはAdobe関連のベンチマークをチェックしてみよう。まずは定番の画像編集ツール「Adobe Photoshop CC」の性能を把握できる、スクリプトベンチマーク「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を用意した。

最初にこのベンチマークテストのスコアが意味するところを説明しておこう。1,800万画素のRAWデータ画像の展開、回転、リサイズ、保存といった一般的な処理は「General Score」。Camera Rawフィルター、ノイズ除去、各種ブラー処理は「Filter Score」。グラフィックスカードの処理性能が最も影響するタスクであるリサイズ、ぼかし、チルトシフトブラー、アイリスブラーは「GPU Score」。さらにRAWデータのパノラマ合成は「Photomerge Score」として、それぞれ数値として反映される。各テストは3回ずつ実行され、それらをまとめて算出したスコアが「Overall Basic Score」だ。

また基準となるリファレンスには、CPUにIntel Core i9-9900K、グラフィックスカードにNVIDIA GeForce RTX 2080 8GB、メインメモリが64GB、ストレージにSamsung 960 Pro 1TB、OSにWindows 10を搭載したPCのスコアを採用。現行のメインストリーム向けでは最高峰のシステムと比較してみることにした。

「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」は、アメリカでカスタムワークステーションPCを手掛けるPuget Systemsが公開するソフトウェア。決してメジャーなベンチマークではないが、処理性能が数値化されるため、指標としては優れている。特にAdobe系ソフトを使う事が多い筆者にとっては、個人的にも重宝しているベンチマークテストだ。なおスコアの数値は高いほど、快適な操作が期待できる。
Hydro_X570A_107_photoshop_620x490

一般的に負荷の高いとされる「自動範囲選択」を行う「General Score」や、「ノイズ除去」「広角補正フィルター」などの「Filter Score」は約7%、「パノラマ合成」などを行う「Photomerge Score」でも約3%リファレンススコアを上回る。これらの機能は「Adobe Photoshop CC」の中でもメジャーかつ、使用頻度の高い処理であるため、その恩恵は十分にあるだろう。

ベンチマークテスト:Puget Systems Adobe Premiere Pro CC Benchmark (V0.2 BETA)

続いてプロフェッショナル向けの映像編集ツール「Adobe Premiere Pro」の処理性能を確認しよう。使用するベンチマークは、同じくPuget Systemsが公開する「Puget Systems Adobe Premiere Pro CC Benchmark」だ。なお、本ベンチマークはベータ版であるため、実行される環境等の違いでスコアが左右されるため参考程度としてほしい。

このベンチマークでは、4K解像度、29.97/59.94フレームのH.264、H.265(HEVC)、ProRes422、ProRes4444、RED、ChinemaRaw LightのCPUおよびGPUエフェクトをテストする「Overall Quick Score」、すべての29.97フレームメディアをテストする「Overall 29.97FPS Media Score」、すべての59.97フレームメディアをテストする「Overall 59.97FPS Media Score」、29.97/59.94フレームのテストスコアから算出した「Overall 29.97+59.94FPS Media Score」の4つのスコアを計測される。

なお基準となるサンプルには、CPUにIntel Core i9-9900K、グラフィックスカードにNVIDIA GeForce RTX 2080 8GB、メインメモリ128GBを搭載したシステムのスコアを採用している。

Hydro_X570A_108_Premier_620x425

CPUコア数やクロックに加え、メモリ容量によるキャッシュアドバンテージが大きい「Adobe Premiere Pro CC」。さらにH.264やH.265(HEVC)を扱う場合は、Intel Quick Syncによるエンコード、およびデコードのハードウェアアクセラレーションが使用できることもあり、16GBメモリとRyzen 9 3900Xを搭載する「G-Master Hydro X570A」に比べて、128GBの大容量メモリとIntel Core i9-9900Kを採用するサンプルスコアの方が全体的に優勢だ。

しかしProRes4444やREDのメディアにおいては、「Lumetri Color」によるカラーグレーディングを適用させたLive Playback、マルチカムLive Playback、エクスポート処理が早く、それほど大きな差はつけられていない。使用するメディアや編集環境に合わせて、CPUを選択するのが望ましい。

ベンチマークテスト:Puget Systems Adobe After Effects CC Benchmark (V0.52 BETA)

プロフェッショナル向けのモーショングラフィックスツール「Adobe After Effects」の性能についてもチェックしておこう。計測には「Puget Systems Adobe After Effects CC Benchmark」を使用し、性能を数値化している。なお、このベンチマークはベータ版につき、環境等の違いでスコアが左右されるため、参考程度としてほしい。

このベンチマークでは、コンポジションのレンダリングを行う「Render Score」、レンダリングを行わないRAMプレビュー「Preview Score」、3D Camera Trackerの解析処理を行う「Tracking Score」に加え、それらをまとめて算出したスコアが「Overall Score」として計測される。なお、基準となるリファレンススコアは、「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」と同じだ。

Hydro_X570A_109_aftereffect_620x425

グラフィックスカードによるスコアの差は小さく、よほど世代が古くない限りVRAMを6GB以上搭載していれば影響がない。また、マルチスレッド処理に最適化されていないため、8コアを超えるCPUではスコアが上がりきらない可能性がある。しかし、今回のテストではいずれもCore i9-9900Kを搭載するリファレンスを超えるスコアを記録。もちろん12コア/24スレッドのRyzen 9 3900Xではテスト中に全コア100%の負荷になることはなく、それゆえにコア当たりの処理性能が高いことが分かる。

Adobe系のアプリケーションにおいて、AMDの第1世代Zenアーキテクチャー、および第2世代で採用されていたZen+アーキテクチャーでは処理性能は伸び悩んでいた。しかし、Zen2アーキテクチャーを採用した第3世代では、それまでのRyzenとは別次元の性能を発揮。すべてのAdobe系ベンチマークで優秀なスコアを記録している。

従来Adobe系アプリケーションを使用するプロフェッショナルな環境では、シングルコア性能が高いIntel CPU搭載PCが大半を占めていた。しかし既存のAM4プラットフォームを流用できる第3世代Ryzenのコストパフォーマンスメリットや、AMD X570チップセットによるPCI-Express 4.0のサポートは、今後4K/8K動画や5,000万画素以上の画像データを扱うワークフローで期待が高まる。

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ベンチマークテスト:CPU/GPU温度
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