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最終更新日 2026年6月5日 9:12

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.192

MSI「R7970 Lightning BE」とVisheraが織りなす“フルスペックAMD”のエクスペリエンス

2012.11.23 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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 MSI(本社:台湾)のRadeon HD シリーズフラッグシップ「R7970 Lightning」のレビューをお届けしてから約半年。そのRadeon版Lightningがこのほど“GHz Edition”に衣替えして還ってきた。そう、今回の主役はエムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)から先月発売の、新たなRadeon最上位グラフィックス「R7970 Lightning BE」。さらにこれまた登場したばかりの最新FXシリーズ“Vishera”の最上位モデル「FX-8350」を一緒に借り受け、この際“フルスペックなAMD”環境で遊んでみようという、ちょっとしたコンセプト要素も織り交ぜつつお伝えしていくことに。
R7970 Lightning BE
MSI「R7970 Lightning BE」製品情報(MSI)
実勢売価54,800円前後

生まれ変わった“GHz Edition”とお手軽最上位“Vishera”のエンゲージ

R7970 Lightning BE
 本題に入る前に、今回用意した「Radeon HD 7970 GHz Edition」グラフィックスカードと、“Vishera”の通称で呼ばれる新型「AMD FX」シリーズについて軽く触れておくことにしよう。
 「Radeon HD 7970 GHz Edition」は、Radeon HD 7970を置き換える形で登場した改良版にして、AMD Radeon HDシリーズの新たな最上位シングルGPU。“GHz Edition”の名の通り、アップグレードに伴いコアクロックが従来の925MHzから1GHzの大台へと到達、メモリクロックも5,500MHzから6,000MHzへとスペックアップを果たした。さらに動作電圧とコアクロックを自動的に高める「PowerTune technology with Boost」を搭載し、コアクロックは最大1,050MHzまでブーストアップすることができるという新機能付きだ。特にこの“ブーストクロック”の概念はNVIDIA製ハイエンドGPUの「GPU Boost」への対抗を意識させるもので、競合するGTX 680攻略に向けての目玉要素といえるだろう。

 そして今回のテストにも使用する“Vishera”こと新生「AMD FX」シリーズは、約1年ぶりに登場したAMDのパフォーマンスCPUだ。従来モデルと同じ32nmプロセスながら、第2世代APU“Trinity”同様に「Bulldozer」コアの改良版にあたる「Piledriver」コアを採用。最上位モデルのFX-8350は8コアCPUとして初めて動作クロックが4GHzの壁を超えるなど、パフォーマンスが大きく強化されている。
 さらに特徴的なのが、価格設定の安さ。最上位のFX-8350でも18,000円ほどで買えてしまうというお手頃さで、安価に8コアCPUを試してみたいという向きには最適だ。また、「AMD FX」シリーズは全モデルが倍率ロックフリーの「Black Edition」。解禁日の店頭では早くも極冷オーバークロックデモが行われて話題になったのは記憶にも新しい。ただ安いだけでなく、オーバークロッカー向けにも面白い存在として期待できそうだ。

堅牢さはそのままに、さらに強くなったフラッグシップ「R7970 Lightning BE」

R7970 Lightning BE
搭載GPUがRadeon HD 7970 GHz Editionへとアップした「R7970 Lightning BE」。製品名の末尾についた“BE”は“BOOST EDITION”の略で、ブーストクロック実装によりさらに強化されたスペックを示すものだ

それでは改めて、MSI Radeon HDシリーズの新たなフラグシップの座についた「R7970 Lightning BE」をご紹介していこう。
基本的には旧モデル「R7970 Lightning」をベースに、GPUをRadeon HD 7970 GHz Editionへとアップグレードしたモデルといえば話が早い。最高峰モデルならではの高度なメーカーチューンは健在で、コアベースクロックが1,070MHz(リファレンス1,000MHz)、ブーストクロックは1,150MHz(リファレンス1,050MHz)へとカスタムされている。
 さらに「Lightning」シリーズでは毎度おなじみのオーバークロック耐性の高さも継承。オーバークロック時の過大な負荷に耐える高品質なコンポーネントを採用し、米軍の調達規格MIL-STD-810G認証をクリアしたMSI独自の品質保証「ミリタリーIIIクラスコンポーネント」に準拠する。加えて、“過電流保護”や“アクティブフェーズ”などオーバークロックの足かせ要素を無効化した「Unlocked BIOS」の実装や、電力供給を増加させリップルノイズを低減させる専用ボード「GPU Reactor」の搭載、高負荷時でも安定して動作するデジタルPWM電源回路など、オーバークロック特化のアグレッシブな機能は枚挙に暇がない。
 また、熱対策にも抜かりはなく、旧モデルに搭載されたオリジナルクーラー「Twin Frozr IV」を今回も装着。計5本のヒートパイプと100mm径のデュアルファン構成でオーバークロック時の発熱を強力に冷却する。もちろんこうした機能は、パワフルで信頼性に優れたグラフィックスカードを長く使いたいという、ごく一般的なニーズにもマッチするものだ。

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パッケージは“無印”Lightningをほぼ踏襲
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