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最終更新日 2026年7月19日 8:03

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トップ > レビュー > 特別企画

台湾某大手メーカーテクニカルマネージャー vs 編集部 / エルミタ的対談企画

台湾自作PC業界の今を聞いてみた。
~「Lynnfield超フライング事件」「SSDの今後」~

2009.11.24 更新

文:GDM編集部

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台湾 台湾自作PC事情を聞いてみた

フライングから数日後、店頭から消えたLynnfield

光華商場・健宏電脳(8月15日撮影)

  • 編集部:
    入荷した販売店も同様の事情から「みんなで売れば怖くない」的な発想につながったという事でしょうね。すごいなぁ。日本では考えられない。
  • Patrick
    先ほども言ったように、ここが台湾文化なのかもしれません。すごく合理的な考え方をしますので。
  • 編集部:
    その後5日間ほどで店頭から商品が下げられましたね。これはいわゆる“大人の事情”ですか?
  • Patrick
    はい、さすがに。まずこのフライングに関しては、世界的にも著名な大手メディアが動画付きで販売風景を報じました。ご覧になった方も多いと思いますが、このサイトを含め、大きな話題(問題?)になり、「羨ましい」という声もあれば、非難する声もあちこちから聞かれました。
     私の聞いた話では、台湾ブランチのIntelは静観し、本国(アメリカ)のIntelが現場に赴いたと言われています。ここも合理的で、台湾Intelの主な業務はマーケティングであり、今回のような騒動には関知しない立場という事のようです。一方でフライング販売の真相または感想をとあるメディアが本国のIntelに質問状を出した事が販売中止の発端になったという話も出ています。実際の所は私も分かりません。
     ちなみに台湾国内の掲示板では、エルミタージュ秋葉原の記事にリンクを付けた上で、「日本のユーザーは非常に羨ましいと感じている」という書込が目立ちました。台湾発が大多数を占めるPCパーツですが、通常日本市場の方が早く店頭に並ぶ事が多く、逆に羨ましいと感じている台湾自作ユーザーが少なからずいましたので、そのトーンはちょっと嬉しそうでしたね(笑)。
  • Core i5-750リテールボックス

  • 編集部:
    なるほど。真相は闇の中ですか。でも店頭から消えた商品はどこに行っちゃったのでしょう。
  • Patrick
    お店のバックヤード(笑)。商品は陳列棚から下げられました、店員に「売って欲しい」と言えば、普通に買えましたよ。販売は中止されましたが、在庫が存在する問題は解決していません。また、光華商場で目につかなかったとは言え、台湾Yahoo!等では引き続き販売は続けられていました。
  • 編集部:
    日本ではやはり考えられませんね。まず販売店は代理店から以後の出荷を止められ、代理店はメーカーからライセンスを剥奪されるかもしれません。たった1回の話題作りですべてが失われるという選択はまずあり得ないでしょう。すごいなぁ台湾。
  • Patrick
    販売店からすれば、どこからでも商品は買えますからね。

「どこからでも商品は買えますからね」から見えたアフターサービス事情

  • 編集部:
    どこからでも買えるというのは、日本市場に置き換えると“並行輸入モノ”がイコールになると思いますが、つまりそういう事ですよね?
  • Patrick
    その理解で間違っていないと思います。
  • 編集部:
    そういえば、多くのPCパーツメーカーは台湾に拠点を置くことから、並行輸入という言葉は成立するのかなぁ。逆輸入って事はあるのかもしれませんが。
  • Patrick
    厳密にはどうでしょうか。香港から入荷する製品はありますが、、、
  • 編集部:
    CPUに話を戻すと、日本では正規代理店品と謳う事があります。これは並行輸入品が存在するためにその対極を区別させるためのものです。グラフィックスカードやマザーボードなど、価格が若干安く設定されている反面、アフターサービスがネックになる場合があります。万が一故障した場合でも、正規代理店の保証規定により無償で修理が受けられるなど、例外はありながらも基本的に“売りっぱなし”という事が無く、その分の安心感が違います。そもそも並行モデルは代理店が有償修理の受付もしてくれないという徹底振りですね。
  • Patrick
    台湾の自作ユーザーは、アフターサービスが購入する最後の決めてになる事が非常に多いです。
  • 編集部:
    日本のルールに則れば少々矛盾してますね。やっぱり並行輸入品というものがそもそも無いのかなぁ。
  • Western Digital

  • Patrick
    ひとつの例を挙げると、台湾で今人気のハードディスクメーカーはWD(Western Digital)です。その理由は、非常にアフターサービスが良いためです。
  • 編集部:
    感覚的に理解しがたい所もありますが、、、Seagateじゃだめなんですか?
  • Patrick
    台湾国内では、Western Digitalよりもアフターサービスが充実しておらず、日本市場ほど人気はありません。断然Western Digitalという雰囲気です。
  • 編集部:
    日本ではアフターサービスのランクで商品の人気が左右されるという事はあまり無いように思えるのですが。ちなみに台湾では万一トラブルが発生した場合、やはり先に販売店へ持ち込むのでしょうか。
  • Patrick
    違います。台湾のお店は基本“売りっぱなし”です(笑)。
  • 編集部:
    ここも合理的で片づけて良い所ですか?
  • Patrick
    その通りですね。ちなみに台湾のショップではBTOを見かけません。構成部品が多く、当然メーカーがばらばらなので、アフターサービスが面倒という理由からだと言われています。その上薄利ですね。そりゃ、やりたがりません。
  • 編集部:
    なるほど。ではトラブル時はどうするんですか?
  • Patrick
    直接メーカーまでバイクを走らせます(笑)。ここも日本との違いですが、恐らくこちらでは、修理が必要になった場合、メーカーの日本ブランチ等に直接行きませんよね?
  • 編集部:
    恐らく門前払いでしょうね(笑)。
  • Patrick
    台湾には多くのヘッドクォーターがあり、さらにそこにはお客様用の窓口が設けられてる場合があります。
  • 編集部:
    それはすごい。
  • Patrick
    トラブルが起きた場合、直接そこに持ち込む事で、その場で直してくれる(または交換)事が多いですよ。
  • 編集部:
    なるほど。それならば販売店も楽だし、ユーザーも安心ですね。さすがにそこは台湾ですね。
  • Patrick
    でもCPUは駄目ですね(笑)。Intelの場合、ユーザー自身でシンガポールのRMA窓口に直接連絡をして送ってしまいますよ。
  • 編集部:
    台湾のブランチはマーケティングが主な仕事(苦笑)。
  • Patrick
    英語ができる人が台湾には多いので、直接コンタクトを取ることで非常にスムーズに修理も完了できますね。
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対談はまだまだ続く。SSD価格事情やCPU市場占有率にも話がおよぶ
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