エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1695
2026.09.25 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
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まずは総合ベンチマークテストの「Sandra 20/21」から、メモリ関連のテストとして「メモリーの帯域」および「メモリーのレイテンシ」の2項目を実行した。
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コア数が非常に多いRyzen Threadripperシリーズにおいて、すべてのコアにデータを転送して性能を引き出すためには、コンシューマー向けCPUより広いメモリ帯域が必要になる。「メモリーの帯域」のスコアでは、デュアルチャネルと比較してクアッドチャネルではいずれもスコアは約2倍に増加。広い帯域幅が確保されていることが確認できる。
また、「メモリーのレイテンシ」もわずかだが短縮され、今回の検証では、搭載するメモリが増えることによるデメリットは見られなかった。なお「Sandra 20/21」と合わせて、メモリの検証で定番である「AIDA 64」については、Ryzen Threadripper PRO 9985WXのスレッド数が多すぎる影響で正常に動作しなかったため省略している。
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続いて、圧縮・解凍ソフト「7-Zip」に内蔵されているベンチマークテストの結果を確認していこう。
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クアッドチャネルでは、主要な処理をメモリ内で行う圧縮はデュアルチャネルの2倍以上のスコアを記録した。また、従来のコンシューマー向けCPUを使ったオーバークロックメモリ検証では大きな差がつかなかった解凍(展開)についても13%スコアが向上し、Ryzen Threadripperではメモリ帯域の影響が大きいことを伺わせる。
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Webサイトの閲覧やビデオチャット、オフィスアプリケーションなど、一般的なPC作業におけるパフォーマンスを計測する「PCMark 10 Extended」ベンチマークの結果も確認をしていこう。
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日常の作業を想定した「Essentials」や、コンテンツ制作系の「Digital Content Creation」では大きな差はなかった。しかし、メモリ帯域の影響が大きい「Gaming」ではデュアルチャネルに比べて約9%上回るスコアをマークした。
さらにマルチスレッド処理を多用する「Productivity」においては、約35%もの大幅なスコア向上を記録し、メモリ帯域の拡大が影響した可能性がある。処理自体は軽くても、並列処理に最適化されたアプリケーションであれば、Ryzen ThreadripperのようなメニーコアCPUにおいて、メモリ帯域の強化は大きなアドバンテージになる。

