エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1684
2026.08.12 更新
文:撮影/pepe
CPUのCore Ultra 9 285HXは、Arrow Lake-HXアーキテクチャを採用するモバイル向け最上位クラスだ。Pコア8基+Eコア16基の合計24コア構成で、ハイパースレッディングは非搭載。「MS-02 Ultra」では電力リミットがPL1 100W/PL2 140Wに設定されており、これをわずか4.8Lの筐体で受け止める、MINISFORUMらしい攻めた設計となっている。
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Core Ultra 9 285HXの内蔵グラフィックスは、最大2GHzで動作するIntel Graphics。NPUのAI処理性能は13 TOPSで、Copilot+ PCの要件となる40 TOPSには届かない。また内蔵GPUの性能も限られるため、高負荷な3D描画やGPUレンダリングを行う場合は、別途GPUの増設を検討したい。
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| CPUは24コアのCore Ultra 9 285HX、メモリはApacerの48GBモジュールが4枚搭載されている |
メモリは4枚のSO-DIMMで構成され、容量は192GB、そしてECCにも対応する。メモリを大きく消費するローカルLLMや仮想化といったニーズを受け止められる数少ないミニPCだ。ローカルLLMは単純にメモリ容量が多ければ生成速度が向上するわけではなく、処理速度にはCPUの並列演算性能、メモリ帯域、レイテンシ、チャネル構成などが影響する。
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一方で、大容量のメインメモリがあれば、大容量VRAMを備えたGPUを用意しなくても、大型GGUFモデルをメインメモリ上に展開してCPUのみで推論できる。192GBを搭載する「MS-02 Ultra」では、14Bや30B級だけでなく70B級モデルまで展開可能だ。
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| シングルビットエラーを検出して訂正するECCメモリを搭載する | |
BIOS上では総メモリ196608MBとメモリ実効転送速度4,400MT/sを確認。CPU-ZではApacer製、SK hynixチップで2 Rank構成となる48GB SO-DIMMが4枚搭載されていることを確認できた。SPDにはDDR5-5600対応プロファイルが記録されているが、実効転送速度はDDR5-4400で頭打ちとなる。これは4スロットのすべてに2 Rankメモリを搭載する2DPC構成におけるIntel公式仕様によるものだ。
BIOSにはメモリ関連の項目が見当たらず、ユーザー側で動作速度などを変更することはできない模様。ECC動作を含め、信頼性を重視するワークステーションという性格を考えれば、仕様通りの運用が無難だろう。
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| トップはシンプルなアイコンで項目選択、Setupに入ると詳細項目が表示される | |
MINISFORUMのAMIグラフィカルBIOSは、自作PC向けマザーボードのBIOSと異なり、CPUやメモリ周りの設定項目は多くない。Core Ultra 9 285HXのProcessor Base Powerは55Wだが、「MS-02 Ultra」のPL1はまさかの100W設定。PL2は140Wに設定されており、短時間のピーク性能だけでなく、持続的なマルチコアパフォーマンスも重視した設定とみられる。
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| ピーク性能よりもレンダリングやLLMの生成といった用途にチューニングされている |
一方、設定項目が豊富なのがネットワーク関連で、Intel Ethernet Network Adapter E810-XXV-2とIntel I226-LMが個別に表示される。そのほか、Intel VMX/VT-d、MEBxメニューなど仮想化やvPro関連のメニューも確認できる。
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| 2つの25GbEポートが異なるMACアドレスで独立したデバイスとして認識されている | |

