エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1654
2026.04.17 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
パッケージから本体を取り出し、DLITEの外観デザインから検証をスタートしよう。今回選んだのはLilac Silver(パープル)で、PCケースとしてはやや珍しいカラーリングだ。実機の印象は宣材画像と大きく変わらず、フロントパネルとトップパネルの2面がパープル、それ以外の右サイドパネルやリア、ボトムはブラックで構成されている。
パープルといっても発色は控えめで、青みを帯びた淡いラベンダーに近い。主張しすぎることはなく、設置環境を選びにくいカラーといえそうだ。
ブラックやホワイト(またはシルバー)といった基本色をラインナップしない時点で個性は強いが、フロントパネルにもDLITEらしい世界観が色濃く表れている。スチール製のパネルは大部分がパンチング加工による通気孔仕様で、電源OFFかつアドレサブルRGB LED消灯時でも、標準搭載された3基のファンの存在がはっきりと確認できる。電源を入れれば鮮やかなイルミネーションが浮かび上がり、同時に通気性の高さをうかがうことができる。
さらに通気孔部分をよく見ると、パネル中央付近には波状の凹凸加工が施されており、立体的なフォルムがデザインのアクセントとなっている。平面や格子が中心になりがちなフロントパネルにひと手間加えているあたりは、いかにもInWinらしい。
フロントパネルは着脱式。シャーシ側へは下部を引っ掛け、左右2本ずつのピンをプラスチック製クリップで固定する構造だ。通気孔に付着したホコリの除去や組み込み時など、こうした着脱式のメリットは実際に触ると実感できる。
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| 目が細い通気孔だけにダストフィルターのたぐいは装着されていない |
次にスイッチおよび外部アクセスポート類をチェックしていこう。配置はフロントパネル最下部のフラットなエリアで、中央にはInWinのロゴがプリントされている。その上に並ぶのが、左からPowerスイッチ、HDオーディオ(CTIA規格 – SPK/MIC)、USB 3.2 Gen 1 ×2、USB 3.2 Gen 2×2 Type-C ×1、そして右端にLED Lighting Control Switchだ。
実機イメージの多くは、広いデスク上に本体を設置した状態で撮影されている。確かに理想的な設置方法だが、実際には床置きとなるケースも少なくない。その場合、これらのスイッチやポートは最下部に位置することになり、接続したケーブルの取り回しやコネクタの扱いには気を配りたい。
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| フロントパネル用コネクタ | HDオーディオ用コネクタ |
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| USB 3.2 Gen 2×2 Type-C用コネクタ | USB 3.2 Gen 1用コネクタ |
スチール製トップパネル自体はLilac Silver(パープル)だが、その大部分はブラックのマグネット固定式ダストフィルターに覆われる。結果としてパープルは縁部分にとどまり、この見せ方は好みが分かれそうだ。
トップパネルは幅約238mm、奥行き約435mmで、ダストフィルターは幅約210mm、奥行き約405mm。これを取り外すと、天板にはパンチング加工による正方形の通気孔が全面に広がる。この点については、冷却ファンの項で改めて見ていくことにしよう。

