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最終更新日 2025年5月18日 22:14

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1439

これで全てが分かる。Fractal Design「Mood」徹底解説

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2024.07.19 更新

文:撮影・編集部 松枝 清顕

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Fractal Design PCケース ミニタワー

Fractal Design「Mood」外観デザインチェック

2ページ目からは外装パッケージよりMood本体を取り出し、外観デザインからチェックを始める。Moodを語る上で最も象徴的なキーワードは、ファブリックを使用したスピーカー風の外観だろう。検証初っぱなにして、最もキャッチーなポイントである外装をじっくりとご覧いただこう。

Fractal Design「Mood」
取り外したMoodの外装カバー。ファブリックの末端は内部に織り込む格好で貼り付けられている。カット部をよく見ると若干波打ち、素材が布である事が分かる

ファブリックで覆われたフロントパネルと筒状の外装カバー

Moodの象徴でもある特徴的な外観デザイン。トールボーイ型スピーカーを模したスタイルもさることながら、実際にスピーカーで使用される「サランネット」で正面および左右両側面が覆われている。

Fractal Design「Mood」

そもそもサランネットは、スピーカーの保護(物理的破損や防塵対策)と音質の調整が目的とされているが、Moodではダストフィルターとしての役割を担いつつ、アイキャッチとして存在感を発揮。ちなみにFractalでは一貫して「ファブリック」と表記し、外装カバーには接着剤で貼り付けられていた。

なお外装カバーはスチール製でパンチング加工済み。詰め込み系Mini-ITXケース”の弱点である通気性に対する対策が施されている。

Fractal Design「Mood」 Fractal Design「Mood」
外装パネルに接着されたファブリック素材の折り返し(末端)部。工作精度の高さが定評のFractalとあって、ほつれやフィニッシュの甘さ等は見当たらなかった

外装カバーの取り外し方法は、リアパネルを外した状態から下部で露わになる左右2本のネジを外す事で固定状態を解除。あとはスルスルと上方向に持ち上げれば、シャーシから分離できる。前面および左右は一体型だけに、組み込み作業時(またはメンテナンス時)は、外装カバー全体を外し、開放状態にする必要がある。

Fractal Design「Mood」

Fractal Design「Mood」 外装カバーを固定する下部のネジはこの部分(左右)にある
Fractal Design「Mood」
開放状態になるリアの下部にはスチール製の補強プレートを装着。正方形を維持し歪みを防止する役割を担う一方で、シャーシ固定用ネジ穴も備えている

スイッチ&フロントアクセスポート

フロントパネル下部にはスイッチおよびアクセスポート類が搭載されている。中央の角丸で長方形のボタンはPowerスイッチで、右手にはUSB 3.0 Type-Aポートが2口用意。左手にはUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cポート、さらにHD Audio(ヘッドホン)端子がある。装備としては必要かつ十分だろう。多くのパターンで机上への設置が見込まれるため、最も低い位置にレイアウトする事で操作性を高めている事が分かる。

Fractal Design「Mood」
起動中、角丸長方形のPowerスイッチ外周はホワイト色に発光する(Power LED)

メッシュ仕様のトップパネル

上から見たMoodは、なるほど正方形である事が分かる。3面をファブリックで覆った外装カバーの上部には、プラスチック製のトップカバーをはめ込み式で装着。素材が異なる天板は、メタル製のメッシュパネルが装着されている。ダストフィルターの装備が無いのは、直下に180mm排気ファンが装着されているからだろう。

Fractal Design「Mood」
ほぼ全面にわたりメタルメッシュ仕様のトップ面。内部に装備される180mmファンについては、後ほど解説しよう

通気孔仕様のリアパネル

ともすれば、どこが正面でどこが左右面か分からなくなりそうなMood。最も判別しやすいリアパネルはスチール素材が剥き出しで、円形のパンチング加工が施されている。ちなみにLight Grayならライトグレー色、Blackならブラック色にそれぞれ塗装されている。

Fractal Design「Mood」
全面通気孔仕様のリアパネルは工具不要で簡単に着脱が可能。なおパネルサイズは実測で幅約170mm、高さ約415mmだった

シャーシへの固定は上部を引っ掛け、下部はボール状の突起2つがキャッチ用の留め具で固定されるツールフリー仕様。マニュアル記載の取り外し方法は、下部の凹み部分に左右の親指を入れ、手前に引くアクションが推奨されている。なおリアパネル内側にはマグネット固定式のダストフィルターを備え、容易にメンテナンスができるようになっていた。

Fractal Design「Mood」

Fractal Design「Mood」 Fractal Design「Mood」
下部にはボール状の突起(2個)があり、シャーシ下部に埋め込まれたキャッチでロックする仕組み

置き場所を選ばない、212x212mmのコンパクトなフットプリント

横倒しの状態でMoodのボトム部を観察すると、プラスチック製でコの字型のスタンド(台座)により本体が支えられている事が分かる。四隅には滑り止めのラバーが装着され、設置面を保護する役割を兼ねている。

なおシャーシの底面は密閉されていない。目につくのは拡張スロット金具で、Moodが特異な内部構造である事が想像できる。標準装備品のライザーケーブルも中央の開口部からのぞき見る事ができ、フレーム部にはFractalのロゴとモデル名、シリアルナンバーのシールが貼り付けられていた。

Fractal Design「Mood」

ちなみにスタンドがコの字型である理由は、ケーブル類(電源ケーブル/映像出力ケーブル)が底面から外部へ配線されるため。1辺だけ開かれているのは、ケーブルの”通路”として空けておく必要がある。

Fractal Design「Mood」 Fractal Design「Mood」
底面の四隅に装着されている25mm四方のラバー。なおスタンド(台座)の高さは約20mmで、設置面との空間を作り出している
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Fractal Design「Mood」内部構造チェック
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