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最終更新日 2025年5月22日 8:30

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1209

RTX 4090動作も万全な12VHPWR搭載の強靭PLATINUM電源、FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0」検証

2022.10.24 更新

文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕

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FSP 電源ユニット
ハイエンドグラフィックスカード向けの新しい補助電源コネクタとして台頭しつつある、ATX12V V3.0準拠の「12VHPWR」コネクタ。GeForce RTX 4090の安定した運用のために、あるいは将来を見据えて搭載電源を用意したいというユーザーも多いはずだ。市場でも続々と搭載モデルが登場している中で、今回は電源専業メーカーであるFSP GROUP Inc.(本社:台湾)の新モデル「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」をチョイス。テストセッションでは、実際にGeForce RTX 4090を組み合わせて検証を行っていく。
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FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」(型番:HPT2-1000M.GEN5) 市場想定売価税込34,510円(10月12日発売)
製品情報(FSP)(株式会社アユート)

電源ユニットを変える新世代コネクタ「12VHPWR」の存在

驚くべきパフォーマンスの向上が話題になった最新GPU「GeForce RTX 4090」の登場に関連して、いま電源ユニット市場にも新しい地殻変動が起きている。それはズバリ、最新のグラフィックスカード用補助電源コネクタである「12VHPWR」によるものだ。

そもそも12VHPWRは、2019年に規格団体のPCI-SIGによってPCI Express 5.0世代の次世代コネクタとして策定が完了。その後グラフィックスカードの消費電力増加を見据えたIntelにより、正式に新しい電源規格のATX12V V3.0に盛り込まれた。ここまで大きな設計ガイドラインの変更は、実に約20年ぶりという。

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搭載モデルが続々とリリースされている、最新のハイエンドグラフィックスカード用補助電源コネクタ「12VHPWR」。ケーブル1本で最大600Wの給電を可能にする

グラフィックスカード製品としては、GeForce RTX 3090 Tiにおいて初採用。コネクタ形状は電源供給用の12pinとサイドバンド信号用の4pinから構成される12+4pin仕様になっており、ケーブル1本で最大600Wを供給できる。1pinあたり最大9A前後の大電流に対応するため、ケーブルにも米ワイヤーゲージ規格の16AWG銅線(サイドバンド用は28AWG)が要求されるなど、ハイパワーかつ信頼性に優れた設計が特徴だ。

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GeForce RTX 4090でも引き続き採用。ただし従来の8pin補助電源コネクタを使う場合は、4系統も接続する必要がある

ちなみに12VHPWRコネクタを導入したグラフィックスカードには標準で変換ケーブルが同梱され、8pin補助電源コネクタのみの従来型電源ユニットでも運用可能。ただしGeForce RTX 3090 Tiでは8pin×3、GeForce RTX 4090に至っては8pin×4もの補助電源コネクタから変換する必要があり、変換前提の環境ではケーブルの取り回しがネックになる。

また、分岐ケーブルを用いての変換では十分な電力を供給できない場合もあり、安全に運用するためには多少なりと気遣いも必要。その点で12VHPWRコネクタであれば確実かつスマートな給電が可能なため、標準搭載する電源ユニットが注目を集めているというわけだ。

ATX 3.0対応へリニューアルしたPLATINUM認証電源「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」

そうした状況の中で、早くからATX12V V3.0への対応をアナウンスしていたのが、世界でも有数の電源専業メーカーであるFSPだ。このほど日本でも2製品の発売がスタートしているが、今回はそのラインナップより80PLUS PLATINUM認証を取得したハイエンドモデルの「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」(以下「Hydro PTM PRO ATX3.0」)を取り上げる。

「Hydro PTM PRO」シリーズをベースにATX12V V3.0対応製品としてリニューアルした電源ユニットで、容量は1000W。ケーブル方式はすべて着脱式のフルモジュラータイプを採用、新しい12VHPWRコネクタも独立して備えている。

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ATX12V V3.0対応版の電源ユニットとしてリニューアルを果たした「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」。ちなみにFSPは、公式サイトにて最新規格を詳細に解説するページも公開している

過酷な環境に耐える強靭な耐久性が持ち味で、高温多湿の環境に対応する「OFF-WETテクノロジー」を採用。基板には産業向け電源と同様のコンフォーマルコーティングが施され、湿度95%および動作温度50℃に達するような劣悪な環境においても確実に動作するよう設計されている。

そのため冷却面も手厚く配慮されており、スイッチング回路裏面にサーマルパッドを配置して熱を伝導する新しい放熱設計を採用。筐体全体をヒートシンクのように使う冷却コンセプトで、メインボードと銅で接続された各種ドーターボードを含め、全体から効率よく熱を逃がす構造だ。

冷却機構としては135mm径のFDB(高性能流体軸受け)ファンを搭載。ベアリングの摩擦や振動が少なく回転効率に優れた静音仕様のファンで、「ECOセミファンレススイッチ」によりセミファンレス機能のON/OFFを任意で切り替えることもできる。

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従来シリーズとよく似たデザインのパッケージだが、右上にはATX12V V3.0(PCI Express 5.0)対応の記載が。裏面には12VHPWRコネクタや内部構造などのトピックがまとめられている

また、一次側回路に備える耐圧450Vの105℃コンデンサを含め、すべて日本メーカー製の高品質コンデンサを採用。これら製品寿命の長いコンポーネントで回路を構成することで、信頼性を大きく向上させている。そのほか、フルブリッジ形LLC方式DC-DCコンバータを内蔵し、出力電圧の変動幅を±1%未満に抑制。優れた電力変換効率と電圧安定性を追求した設計になっている。

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シンプルなデザインが好印象な奥行き190mmの筐体
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