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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.195

自作派を唸らせる玄人向けゲーミングPC サイコム「G-Master Cutlass-ITX」解剖

2012.12.07 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹

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BTO サイコム

パワフルなMini-ITXマザーボード、ASRock「Z77E-ITX」

Mini-ITXフォームファクタ採用ながら、デスクトップPCと肩を並べるパワフルな「G-Master Cutlass-ITX」。その原動力になっているのは、ベースとなるマザーボードASRock「Z77E-ITX」だ。
 多くのBTOメーカーでも採用される「Z77E-ITX」は、以前エルミタでも検証用に借り受けたが、ASRockならではの独自機能がATX並に装備され、コンパクトPCの世界を広げてくれる逸材。拡張スロットにPCI-Express3.0(x16)×1、mini PCI Express×1(WiFiモジュール実装)、メモリスロット×2を備え、SATA3.0×2、SATA2.0×2が利用できる。「G-Master Cutlass-ITX」は標準でグラフィックスカードが搭載されているものの、対応CPUと共にDVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×1を使えば、安価で十分実用に耐えるPCも構築できてしまう。

G-Master Cutlass-ITX Intel Z77 Expressチップセット搭載のMini-ITXマザーボードでは抜群の人気を誇るASRock「Z77E-ITX」。デジタル6+2電源フェーズにゴールドコンデンサの採用など、ASRockブランドのハイエンドATXマザーボードをそのままコンパクトにしたような手抜かりの無さは秀逸。多くのBTOベンダーもこのモデルを採用する実力者だ

ワイヤレスLANも標準装備

「G-Master Cutlass-ITX」で採用されているASRock「Z77E-ITX」のmini PCIeスロットには標準でWiFi モジュール(802.11b/g/n準拠)が搭載されている。さらにバックパネル部のアンテナポート(x2)に付属の「ASRock WiFi 2.4GHzアンテナ」を接続することで、簡単に無線LANに接続する事ができてしまう。Mini-ITXは省スペースだけに、この辺りの装備はATXよりも手厚く、ユーザーの追加投資が不要。さすがにこの体躯では、気軽に外に持ち出すことは想像し難いものの、邪魔な配線が1本減る事はたいへんありがたい。

G-Master Cutlass-ITX
「ASRock WiFi 2.4GHzアンテナ」ユニットには専用スタンドが付属。前後可動式で任意設置ができる

コンパクト筐体には最適なオールインワン水冷ユニット

「G-Master Cutlass-ITX」の外観上の特徴はなんといってもBitFenixのPCケースだ。一方内部は水冷ユニットと言えるだろう。このモデル標準装備となるのは、ベストセラーCORSAIR「CWCH60」。メンテナンスフリーのオールインワン水冷キットを自作市場に定着させた功労者的存在のひとつだ。水漏れやポンプの故障など、懸念材料が多かった水冷キットだが、BTOに採用されるほど信頼性は向上しており、空冷クーラーを使う感覚でチョイスできるようになった。肝心の冷却能力については、大型サイドフロー型CPUクーラーとも渡り合える。さらに改良を重ねて進化したポンプ一体型ウォーターブロックはかなりスリム化され、Mini-ITXのような省スペースPCケースへの搭載は意外にも向いている。
 「G-Master Cutlass-ITX」はマザーボードを設置面に対して水平に搭載させているが、120mmサイズのラジエターとポンプ一体型ウォーターブロックとの距離もほどよく、チューブもストレスなくうまくレイアウトされていた。

G-Master Cutlass-ITX
オールインワン水冷キット「CWCH60」のマウントはいたってスマート。これほど綺麗に収まっていると、ATXミドルタワーPCケースよりもMini-ITX PCケースに向いているのではないだろうか。ポンプ一体型ウォーターブロックがスリムだけに、占有面積も最小限に抑えることができる
G-Master Cutlass-ITX G-Master Cutlass-ITX
エルミタで今年夏に行った比較テストにおいて好成績を収めたCORSAIR「CWCH60」。ポンプ一体型ウォーターブロック(70×70×高さ29mm)の薄型設計は、Mini-ITXフォームファクタにはベストマッチと言えるだろう

強化されたグラフィックスカード

評価機搭載のグラフィックスカードは、標準のNVIDIA GeForce GTX 660 2GBから、同じくKeplerアーキテクチャのNVIDIA GeForce GTX 670 2GBに強化されていた。ちなみに採用されていたのは、Club3Dの「GeForce GTX 670 royalQueen」(型番:CGNX-X676F)。スペックはコアベースクロック915MHz、ブーストクロック980MHz、メモリクロック6,008MHzでGDDR5 2GBのビデオメモリを実装するリファレンス仕様だ。なお「G-Master Cutlass-ITX」では、カスタマイズにより、GeForce GTX 670ならMSI製とELSA製の2種、さらに上位のGeForce GTX 680でも3種類が選択できる(2012年11月現在)。

G-Master Cutlass-ITX G-Master Cutlass-ITX
エルミタとは古くから縁の深いClub3D。「GeForce GTX 670 royalQueen」(型番:CGNX-X676F)は、2Slot占有タイプのカード長208mmで、デュアルファン仕様のCOOL STREAMクーラーが搭載されている。インターフェイスはDVI×2、HDMI×1、DisplayPort×1

標準搭載のメジャーチップメモリ

「G-Master Cutlass-ITX」標準のメモリは、容量8GBのDDR3 SDRAM(PC3-12800/4GB×2)。メジャーチップ採用の6層基板とされ、評価機にはELPIDAチップが実装されていた。製品情報に詳細が記載されていないことから、供給状況により変更される可能性がある。ちなみにカスタマイズ項目には16GB(8GB×2)も用意され、サイコム曰く、メモリ単価が安定していることから、16GBにするユーザーが多いそうだ。

G-Master Cutlass-ITX 評価機に搭載されていたのは、8GB DDR3 SDRAM PC-12800(4GB×2)。製品サイトの記述から、標準タイプの6層基板メジャーチップメモリのようだ。ちなみに搭載チップはDDR3-1600ネイティブ対応のELPIDA製J4208EBBG-GN-Fが実装されていた
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サイコム、組み込みの「技」
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