2026.10.02 08:46 更新
2026.09.30 配信
Micron Technology(本社:アメリカ アイダホ州)は2026年9月30日(現地時間)、2026年度第4四半期および通期の決算を発表。AI関連を中心としたメモリ需要の拡大を背景に過去最高の業績を記録するとともに、2027年および2028年のDRAM/NAND市場について、2026年よりも需給がさらに逼迫するとの見通しを明らかにした。
2026年度第4四半期の売上高は542億2,900万ドルで、前四半期の414億5,600万ドル、前年同期の113億1,500万ドルから大幅に増加。GAAPベースの純利益は377億100万ドル、営業キャッシュフローは439億7,000万ドルを記録した。
また2026年度通期の売上高は1,331億8,800万ドルで、前年度の373億7,800万ドルから約3.6倍に拡大。GAAPベースの純利益は849億6,900万ドルに達している。
同社によると、2027年および2028年のメモリ/ストレージ市場は、2026年よりもさらに厳しい需給環境になる見通し。DRAMの業界全体のビット出荷量は両年とも前年比で20%台前半の成長を予測する一方、供給制約は継続するとしている。
NANDについても、2027年および2028年のビット出荷量は前年比20%台半ばの成長を見込むものの、両年とも供給制約が続くと予測。AI向けを中心とした旺盛な需要に対し、新たな製造設備による供給能力の拡大には時間を要する状況が続く。
製品面では、最大9,200MT/sに対応する業界初という大容量512GB DDR5 RDIMMのサンプル出荷を開始。また1γ(1-gamma)プロセスを採用するDDR5-8800対応サーバー向けRDIMMについて、複数の顧客認証を完了した。
このほかPCI Express 5.0対応「Micron 7600 SSD」とPCI Express 6.0対応「Micron 9650 SSD」をKVキャッシュ用途向けに出荷しているほか、1γプロセス採用LPDDR6のサンプル出荷も複数のPhysical AI市場向けに開始。AIワークステーション向け製品については、すべてのTier 1 OEMでデザインウィンを獲得したとしている。
なお2027年度第1四半期については、売上高615億ドル±15億ドルを予想。Sanjay Mehrotra CEOは2027年度について、2026年度をさらに上回る業績を見込んでいる。
文: 編集部 松枝 清顕
Micron Technology, Inc.: https://investors.micron.com/

