エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1519
2025.03.19 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
FX360 INFのウォーターブロックヘッド部には、型番の「INF」が示す通りインフィニティミラー仕様。倍もする売価の製品と比較しても遜色ないイルミネーションによる装飾は、コストパフォーマンスの高さを感じさせるひとつだろう。
また側面には2本のケーブルが接続されており、ポンプ駆動用の3pinコネクタと、ARGB 5V 3pinコネクタの2つを接続する事になる。ポンプ内蔵型ウォーターブロックは、直径72mm、高さ60mm。内蔵されている第7世代ウォータポンプは、2,900rpmで動作し、軸受けにはセラミックベアリングが採用されている。
なお受熱ベース部には銅製プレートを採用。熱伝導率の高い銅を使うことで、CPUの熱を素早く吸い上げる事が期待できる。1点気になるのは、多くのAIO水冷ユニットでは触れられている、銅製プレートの内側については言及がないこと。分解図を見る限り、凸状のプレートが接着(または一体化)されているようにも見える。冷却性能を高める仕掛けになる部分のある意味”シンプルさ”は、実際のパフォーマンスにどう影響を及ぼすだろうか。
今一度ポンプ内蔵型ウォーターブロックの全体を眺めると、シルバーとブラック色の組み合わせによりデザインされた側面は、水の波線をイメージしているという。インフィニティミラーに映るイルミネーションとマッチして、クールな印象が強調されているようだ。なおポンプヘッドには「ROTATABLE PUMP HEADER」を採用。ヘッド部分が回転することで、固定向きに応じて調整ができるようになっている。
冷却ファンには高エアフローが特徴の「AS-120」を搭載。厚さは25mmで、軸受けにはHydraulic Bearingが採用されている。
回転数は300±200rpm~2,000rpm±10%で、騒音値は最大で27.2dBA。最大風量は58CFMを生み出し、静圧は1.94mmH2Oとされる。数値からはごく低回転から中速域までを駆動範囲とし、最大で30dBAを下回る静音性を確保。ラジエーターに向く大風量・高静圧により、FX360 INFの冷却性能を高く維持している。

フレームの四隅には独自の防振ゴムパッドを装着し、PCケースに伝わる駆動振動を大幅に低減することができる。
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| ID-COOLINGの製品サイトには「AS-120-ARGB-K」の型番が付けられたカタログモデルだが、現時点国内では販売されていない | |
そして特徴的なのは、デイジーチェーンケーブルの採用だろう。3基の「AS-120」は既に固定された状態で出荷され、ショートタイプのデイジーチェーンケーブルにより容易なケーブルマネジメントと、組み込み易さを両立させている。
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| 120mmファン「AS-120」は出荷時よりラジエーターに固定済み。さらにデイジーチェーンケーブルで接続も完了している |
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| ラジエーターから取り外した「AS-120」。ショートタイプのデイジーチェーンケーブルはフレームに沿うように配線されるため、スッキリした見た目に組み込めるメリットもある |
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| マニュアルに記載された「AS-120」の配線図。冷却ファンからはおのおの1本のケーブルが接続されており、ARGB 5V 3pinコネクタと冷却ファン電源コネクタ(3pin)が分岐している事が分かる |

