エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1341
2023.10.03 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
ここからは実際のゲームタイトルを使用してパフォーマンスを確認していこう。まずは人気オンラインRPGの公式ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」からだ。グラフィックスの設定は”最高品質”を選び、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類でベンチマークを実行している。
フルHDとWQHD解像度で、最高判定”非常に快適”取得のボーダーラインとなる15,000ポイントを大きく上回る良好なスコアを出している。テスト中のフレームレートも170~約220fpsとゲーミング液晶ディスプレイを組み合わせたプレイも余裕だ。4K解像度は、WQHD解像度からスコア、フレームレートともに半減し、判定も1段落ちる“とても快適”になるが、平均フレームレートは90.41fpsになっている、描画負荷がそこまで高くない序盤~中盤なら、最高品質の画質でゲームを楽しめるだろう。
次は人気タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマークの結果を見ていこう。API Vulkanで起動し、グラフィックスの設定は、総合品質で“最高”を選択。フルHD、WQHD、4K解像度の3種類で計測を行っている。なお、Windows 11「ディスプレイ」設定にあるスケーリングの「拡大/縮小」は「100%」に設定してテストを行っている。
軽量級ゲームタイトルとあって、4K解像度でも200fps超えと、高リフレッシュレート駆動のゲーミング液晶ディスプレイを組み合わせたゲームプレイを余裕で狙えるパフォーマンスとなっている。
続けて人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のパフォーマンスを確認していこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、画質設定はできる限り高品質になるよう、”最高”や”高”に設定(「スポットシャドウディテール」は”最高”)している。解像度はフルHD、WQHD、4K解像度の3種類に設定。144fpsのフレームレート上限を解除した状態で、「射撃訓練場」の一定ルートを移動した際のフレームレートを、「CapFremeX」で記録している。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と比べると、GPU負荷は高くなるがゲーミング液晶ディスプレイと組み合わせたリフレッシュレート144Hzの張り付きプレイを実現できるフレームレートとなっている。
ゲーミングパフォーマンスチェックのラストは、その難易度に発売数時間で心折られるひとが続出した「ARMORED CORE VI」だ。フロム・ソフトウェアらしい難易度だが、ハマると止められなくなる面白さがある。グラフィックス設定は「映像品質」でプリセット”最高”を選択し、「自動描画調節」は”オフ”、「フレームレート上限」は”120”に設定している。解像度はフルHD、WQHD、4K解像度の3種類で、フレームレートはチュートリアルとなるチャプター1「密航」の後半をプレイ。「CapFremeX」を使用してフレームレートを記録している。
GeForce RTX 4070のメインターゲットとなるWQHD解像度までなら、上限フレームレートの120fpsプレイが可能になっている。好みに合わせてアセンブルした機体がヌルヌル動く、高リフレッシュレートプレイを楽しむことができる。