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最終更新日 2026年6月13日 22:22

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.994

バリューゾーン屈指のプレミアム電源、Fractal Design「Ion Gold」の実力とは

2021.05.07 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕

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Fractal Design 電源ユニット
コストパフォーマンスモデルが溢れるバリューゾーンを目がけて、Fractal Design(本社:スウェーデン)から電源ユニットの新シリーズ「Ion Gold」が発売された。もちろんクオリティの高さを追求する同社のプロダクトとあって、決して価格勝負の製品ではない。上位グレードの従来シリーズより手頃でありつつ、高品質をモットーとする開発コンセプトは不変。新たに登場した80PLUS GOLD電源屈指のプレミアムモデル、その実力を検証していこう。
iong85_21_1024x768
Fractal Design「Ion Gold 850W」(型番:FD-P-IA2G-850)
市場想定売価税込19,250円(2021年4月28日発売)
製品情報(Fractal Design)(アスク)

品質自慢の電源ユニット「Ion」シリーズに待望のGOLD認証モデル登場

Fractal Designが“安売りしないメーカー”であることは、屈指の人気を誇るPCケースへの取り組みからも明らか。この姿勢は電源ユニットのジャンルにおいても同様で、主力製品である80PLUS PLATINUM認証の「Ion+ Platinum」シリーズは、しっかりコストをかけたプレミアムモデルとして、市場で高い評価を受けている。その価格設定から飛ぶように売れる類の製品ではないものの、品質を重視する玄人やエンスージアスト向けに静かに売れていく、といった表現がマッチしているだろうか。

Ion_Gold_01_1024x768
「Ion」シリーズにおける80PLUS GOLD認証モデルとして、新たに発売が開始された「Ion Gold」。高品質をモットーとする開発コンセプトは変わらず、GOLD認証製品の中でも価格設定は高めだ

このほど、その「Ion」シリーズに期待の新顔が加わった。より手頃な選択肢として店頭でも注目されている、80PLUS GOLD認証取得の「Ion Gold」シリーズだ。GOLD認証モデルとしてはSFX-Lフォームファクタの「Ion SFX」シリーズが2019年12月に発売されているが、ATX電源ユニットとしては初のラインナップ。やはり同クラスの製品に比べれば価格設定は高めなものの、ミドルハイ層を中心に注目を集めそうだ。

なお、容量バリエーションは550W/650W/750W/850Wの4モデル。ミドル~ミドルハイ構成のシステムを想定したラインナップ展開は、従来の「Ion+ Platinum」シリーズと同様のアプローチと言える。

iong85_13_1024x768
フルモジュラータイプの電源ユニットで、容量は550W~850W。1000W超の大容量モデルをラインナップしない点は、シリーズ共通のようだ

ケーブルタイプはすべてが着脱式のフルモジュラー仕様。ただしこれまでの「Ion」シリーズのウリでもあった超柔軟ケーブル「UltraFlexケーブル」は採用が見送られており、これは唯一残念に感じるところ。GOLD認証モデルとして製品化するにあたり、少なからず影響を受けた部分なのだろう。

ただし肝心の“中身”のクオリティの高さは健在。凝った内部設計は後ほどチェックするとして、一次側回路に高耐久な日本メーカー製の105℃コンデンサが採用されているほか、NTCサーミスタとバイパスリレーによる突入電流防止設計、12V同期整流による効率改善、高効率なDC-DC変換回路など、信頼性を重視した設計が用いられている。

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遠目から見ても整った印象を受ける「Ion Gold」の内部構造。詳しくは後ほどの分解セッションで迫っていこう

また、冷却機構は電源ユニット向けにカスタマイズされた140mm口径の「Dynamic」シリーズファンを搭載。LLSベアリングを採用した静音仕様のファンで、セミファンレス仕様ではなく、システム負荷に応じて最適な回転数で動作する常時回転仕様になっている。

そのほか、140mmファンを搭載しながら奥行きを150mmに収めたショートデザインも注目ポイント。次項からは、今回検証を行う850Wモデル「Ion Gold 850W」をパッケージから取り出し、外観チェックから進めていこう。

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Fractal Designらしいミニマルなパッケージ。容量など最低限の情報は把握できる
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基本仕様のほかコネクタ数まで記載されているなど、シンプルながら親切なパッケージ裏面。なお、製品には固定用ネジやロゴ入りの結束バンドも同梱されていた
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