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最終更新日 2021年4月17日 22:48

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.764

低容量から選べる使いやすさ満点のPLATINUM認証電源、Fractal Design「Ion+ Platinum」

2019.08.11 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一

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Fractal Design 電源ユニット
PCケースでは数多くの秀作を市場に送り出しているFractal Design(本社:スウェーデン)だが、こと電源ユニットに関しては、しばらく大きな動きがなかった。ところがここにきて、久しぶりとなる電源ユニットの新製品を投入。それが今回取り上げる80PLUS PLATINUM認証の「Ion+ Platinum」シリーズだ。歴代重視している静音性に加え、特別なケーブル仕様や優れた出力特性が特徴という。その気になる実力を検証していこう。

Fractal Designが久しぶりに投入した電源ユニットの自信作

ややご無沙汰と言っていいカテゴリの新製品とあって、Fractal Designが新たに投入した「Ion+ Platinum」シリーズは、かなり力を入れて作り上げた自信作だという。まず変わっているのはその容量ラインナップで、その構成は560W/660W/760W/860Wの4モデル。ハイクラスに分類される80PLUS PLATINUM認証製品ながら、1000Wオーバーの大容量モデルはラインナップせず、むしろミドルクラス向けの低容量モデルを充実させている。

ion+p_01_1024x768
Fractal Design「Ion+ 860P」 市場想定価格税抜21,500円前後
製品情報(Fractal Design/株式会社アスク)

昨今は省電力化の傾向もあり、ハイエンド構成のマシンでもそれほど大きな電源容量を必要としない。しかし高効率電源を求めてPLATINUM認証モデルを探してみると、ほとんどが700Wや800W以上の製品ばかり。ほどよい容量のPLATINUM認証電源は、思いのほか希少な存在なのだ。

このコンセプトは製品名にも表れている。COMPUTEX TAIPEI 2019の会場で開発担当に聞いたところによると、「低容量モデルの充実はシリーズの重要な方向性。そのため、パワーよりもエコやクリーンさがイメージできるように『Ion』と名付けた」のだという。

UltraFlexケーブルを採用したPLATINUM認証のフルモジュラー電源「Ion+ Platinum」

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フルモジュラー仕様の80PLUS PLATINUM認証電源ユニット「Ion+ Platinum」シリーズ。特別なケーブルとこだわった内部設計を特徴とする

やや前置きが長くなってしまった。まずは「Ion+ Platinum」シリーズの概要をチェックし、その素性から理解していこう。Fractal Designの電源ユニットとしては、4年前に詳細レビューをお届けした「Edison M」シリーズの後継に位置付けられる製品らしい。20~100%負荷時において89%の変換効率を満たす80PLUS PLATINUM認証取得の製品で、ケーブルすべてを着脱式としたフルモジュラー仕様だ。

そしてそのケーブルが特別で、専用設計の絶縁体を使用した高密度編み込みケーブル「UltraFlexケーブル」が採用されている。効率や電流容量を犠牲せず、導体をわずか直径0.08mmに抑えることに成功。これは競合製品に比べ、半分ほどの厚みしかないという。「電源ユニットのケーブルは硬い」という常識を覆す仕様で、曲げやねじりが容易になり、配線がラクになるというワケだ。

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ケーブルの良好な取り回しを重視するFractal Designが完成させた「UltraFlexケーブル」。導体を通常の半分に抑え、折り曲げ容易な柔軟さを獲得している

もちろん“中身”もこだわった仕様で、良質な電源ユニットの条件ともいえる、信頼性に優れた日本メーカー製の105℃コンデンサを採用。最大出力負荷における製品寿命は100,000時間で、10年間の長期保証が提供される。

冷却機構は、長寿命・低騒音のFDB(Fluid Dynamic Bearing)を採用した140mm口径の「Dynamic Series 140mm」ファンを搭載。低負荷時にファンを停止する「Zero RPMモード」に対応するほか、このモードは背面のスイッチでON/OFFを切り替えられる。低負荷でもファンを止めることなく、低回転でゆっくり回したい、というニーズにも応える仕様だ。

ion_01_1024x768 電源本体だけでなく、ケーブルが主役級として登場する「Ion+ Platinum」のパッケージ。Fractal Designのこだわりがよく分かる
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パッケージ背面では、セミファンレスの切り替えなど機能を簡単に解説。内部には丁寧にカバーされた電源ユニット本体と、ケーブルを収めたポーチが収納されていた

また、140mmファンを搭載しながら奥行きを150mmに抑えたショートデザインも注目の要素だろう。モジュラーケーブルを接続する都合上、奥行きの余裕は組み込みの自由度を広げることにもなる。

なお今回のレビューでは、「Ion+ Platinum」シリーズの最大容量モデルである860Wの「Ion+ 860P」を借り受け、検証を進めていく。

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奥行き150mmのショートな筐体を観察
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