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最終更新日 2026年6月21日 10:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.402

これで全てが分かる。ENERMAX「Minimo.Q」徹底解説

2015.03.23 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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Mini-ITX PCケース

オールインワン水冷ユニットの導入

「Minimo.Q」の最大のアピールポイントとして、トップパネルに2つの120mm口径ファンが増設できる。マザーボードと平行する面に、2基の120mm口径ファンを搭載すれば、筐体内部の排気効率は格段に向上する事は想像に難くない。さらに誰もが思い描くのは、240mmサイズラジエターの搭載ではないだろうか。

冒頭紹介した、ドスパラパーツ館で開催された「ENERMAX新製品紹介イベント@パーツ館」では、240mmサイズラジエター採用の水冷ユニットを搭載する事で、Cube型PCケースでありながら、Intel Core i7-4790クラスのCPUも搭載できる事がアピールされていた。

プレゼンでは、Core i7-4790搭載で高負荷時の温度計測結果が紹介された。Cube型PCケースで高クロックCPUを搭載するには、水冷ユニットの導入は必要不可欠といっていい

一方、内部容積が限られているだけに、本来手軽なオールインワン水冷ユニットも、搭載には若干のコツが必要である事を付け加えておかなければならない。さらに発売元のドスパラでは「推奨していない」と明言している事も無視はできないだろう。そんな前置きをした上で、「困難に立ち向かってこそ自作」を自任する熱心な自作派に向けて、搭載にまつわるポイントをご紹介しておきたい。

ラジエター設置にあたり、3.5インチHDDマウントスペースは撤去する必要がある 予め240mmサイズラジエターを装着しておきたいところだが、ラジエターの一部がシャーシに干渉しトップパネルが閉じなくなってしまう
ちなみにリア80mm口径ファンも物理的に干渉するため、撤去が必要 さらに5.25インチオープンベイも占有されてしまうので、使用不可に。なおオープンベイのトレイまでの高さは実測で約55mmといったところ
一般的なオールインワン水冷のラジエターと冷却ファンは、厚さ50mm程度。冷却ファンが外側にマウントされるので、ケーブルマネジメントが重要になってくる 240mmサイズラジエターと呼ばれるが、実際の全長は280mm前後。5.25インチオープンベイのトレイまで大きく占有する事が分かる
トップパネルにラジエターをマウント。作業手順は、トップパネルが閉じた状態で解放された両側面からラジエターを下支えし、ネジ留めをしていく。フロント寄り冷却ファンは、5.25インチオープンベイのユニットが取り外せないため、約半分ほどが覆い被さる状態になる。冷却への影響を考慮すれば、完全に取り外せる設計にしてほしいところ
240mmサイズラジエターと各構成部品がすべて取り付けられた状態のイメージ。まさに”立錐の余地もない”状態だが、なにも「Minimo.Q」に限った事ではなく、そもそもCube型Mini-ITXケースをチョイスした場合、この程度は織り込み済み。あくまで所有者のスキル次第になる範疇だが、これぞ自作の醍醐味と「寛大なる解釈」で導入を検討して頂きたい

なお、ENERMAXでは同社最新のオールインワン水冷ユニット「LIQMAX II 240」を推奨している。メーカー担当者も「取り付けは可能」としており、Cube型PCケースでのハイエンド構成が実現できる可能性に言及している。

ENERMAX「LIQMAX II 240」・・・240mmサイズラジエターを備えたオールインワン水冷ユニット。TDP350Wオーバーを謳い、狭い筐体内でもCore i7-4790クラスのCPUを十分に冷却できる

小粒ながらも大いなる可能性を秘めた「Minimo.Q」

ドスパラ専売モデルとして発売中のミドルタワーPCケース「Flumo Q」シリーズは、コストパフォーマンスのよさも手伝って、国内市場でのセールスは大成功を収めた。その波に乗るべく投入されたCube型Mini-ITX対応ケース「Minimo.Q」は、さすがに同じ血筋だけあって、コストパフォーマンスの高さだけに捕らわれない魅力的なモデルだった。

背の低いコンパクトな外観も「Minimo.Q」の特徴

賛否はあるものの、電源ユニットをフロント寄りにマウントさせたことで、背の低いスリムサイズを実現。要所に設けられた通気孔はエアフローの確保に貢献し、拡張カード有効スペースはミドルタワークラス同等。コンパクトPCケース平均水準のドライブベイは、与えられた空間を無駄にしていない。
 さらに多少のテクニックが必要ながら、トップパネルには240mmサイズラジエターが搭載可能。コンパクトな筐体ながらCore i7-4790クラスが冷却できる、大いなる可能性を秘めている。

売価だけを見ればエントリークラスだが、それ以上の価値は容易に実感できる、触って楽しいCube型Mini-ITX対応ケース。それが「Minimo.Q」だ。


協力:株式会社ドスパラ
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