最終更新日 2024年4月20日 0:15
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サイコム+MSIが仕掛けるカッコイイBTO「G-Master Z87 M-Star Mini」徹底攻略
2014.04.23 更新
文:GDM編集部 Tawashi
BTO
MSI
サイコム
編集部:
MicroATXのゲーミングマザーボードならASUSTeKの「MAXIMUS VI GENE」やGIGABYTEの
「G1.Sniper M5」
もありますが。
山田氏:
そこはやはり、グラフィックスカードです。ゲーミングBTOということもあり、もともと販売実績も高い「Twin Frozr」シリーズのグラフィックスカードを採用することが前提だった。マザーボードも同一メーカーで統一することで、安心してお客様にオススメできますので。さらにいえばマッチングですよね。マザーボードとグラフィックスカードを合わせた際のカラースキームといえばいいでしょうか。システム全体の収まりがよく、見栄えもいいですから。なによりカッコいいでしょう。
編集部:
自作市場にも定着してきた「GAMING Series」ですが、誕生の背景を教えていただけますか。
Vanessa氏:
eSportsブームの到来に合わせるように、2009年に台湾本社で初めてゲーミングチームと専属契約をしました。現在は、世界中の10チームと契約しています。その後、彼らから出た意見を取り入れて製品に活かそうという試みが「GAMING Series」の始まりです。
編集部:
デザインも「GAMING Series」ならではですよね。
Chen氏:
例えば、ドランゴンデザインのヒートシンク。これは、PCに組み込んだ時の見た目はもちろんですが、まずはパッケージから出した時に感動を与えたいという思いもあるんです。
編集部:
マザーボードやグラフィックスカードのデザインはどのように行っているのですか。
Chen氏:
1つのチームで行っていますが、ブラックとレッドカラーにドラゴンのマークというコンセプトは共有しつつ、デザインを決めています。またこれは余談ですが、今後「GAMING Series」をよりプッシュしていくために、日本市場で展開中の「Twin Frozr」ブランドのグラフィックスカードを、順次「GAMING Series」に切り替えていきます。
編集部:
それは製品名から「Twin Frozr」がなくなるということですか?
Chen氏:
はい。「Twin Frozr」クーラーが採用されている点は変わりませんが、製品名に「GAMING」や「TF」と入るようになります。
編集部:
ちょっとしたサプライズですね。日本市場では認知度が高い「Twin Frozr」ブランドでしたから。
Chen氏:
実は「Twin Frozr」という製品名が付くのは日本市場だけなのです。今後は日本も他国と同様の型番で統一されていくことになると思います。
編集部:
採用ケースについて聞かせてください。Fractal Design「ARC Mini R2」ですが、こだわりはあるのでしょうか。
山田氏:
とにかく剛性が高いところが一番の理由です。PCケースを選定する上で「剛性」を重要視しているですが、それに応えてくれるPCケースが「ARC Mini R2」でした。MicroATX対応としては大きめの部類ですが、HDDや光学ドライブ等が動作する際のビビリ音はまったくありません。
河野氏:
もちろんコストパフォーマンスだったり、サイドがアクリルウィンドウだったりと魅力的なポイントが多い点も理由です。
編集部:
アスクさんにお聞きしますが、「ARC Mini R2」は売れていますか?
遠藤氏:
おかげさまで好調です。剛性はもちろんですが、日本のユーザーさん好みのシンプルなデザインや高い冷却性能、細かいところではインシュレーターひとつとっても安心感がある作りになっている点などが、市場から受けているのかもしれません。
編集部:
今後、Mini-ITXのゲーミングBTOなどは企画していますか。
山田氏:
聞かれると思っていました(笑)。もちろん考えています。最近は性能の良いMini-ITXマザーや魅力的なPCケースが増えましたからね。
編集部:
MSIとしては、やはりゲーミングというと、まだATXが主流と考えているのでしょうか?
Ken氏:
ゲーマーと呼ばれる方はATXユーザーが多い傾向ですが、それも日本をはじめとして徐々に変わってきている印象です。弊社でもMicroATX対応のゲーミングマザーはラインナップを増やしていますし、
「Z87I GAMING AC」
のようなMini-ITX対応のゲーミングモデルも用意しています。
MSI初のMini-ITX対応ゲーミングマザーボード「Z87I GAMING AC」
山田氏:
「Z87I GAMING AC」
にGeForce GTX 760搭載の
「N760 2GD5/OC ITX」
を組み合わせたマシンなんて面白そうですよね。需要はあると思います。
編集部:
最後に一言お願します。
Ken氏:
MSIとしては「GAMING Series」を中心に、これからも一層ゲーム市場へのアプローチを続けていきたいと考えています。これには、マザーボードやグラフィックスカードだけではなく、ノートPCなども含まれます。この分野では、日本市場は世界に比べるとやや遅れている部分があります。そういった意味では「Powered by MSI」の認証を受けたサイコムさんのBTOには期待しています。
河野氏:
サイコムBTOの特徴である、お客様が自由に選べるという点はもちろんのこと。メーカーや代理店、BTOメーカーといった、いわば「PCパーツのプロ」が勧めるというコンセプトから誕生したのが、「G-Master Z87 M-Star Mini」です。マザーボーやグラフィックスカード以外のCPUクーラーや電源ユニット、ケースなどにもこだわりました。いずれにせよ、お客様が安心して使え、かつ期待を裏切らない製品ラインナップを今後も拡充していきたいと考えています。
山田氏:
難しい話は抜きにすると、「G-Master Z87 M-Star Mini」を初めて組んで眺めた時、単純にカッコいいと感じたんです。「コレはいい!コレはいける!」と社内で叫んでいましたね。完全にいちユーザー視点なのですが、それが大切かと思っています。届いてから箱を開けて取り出すときの高揚感みたいなものは重要かなと。購入して頂いた方には、是非外観を眺めてから、その後はサイドパネルを開けて内部をじっくり見て欲しいですね。本当にカッコいいBTOですから。
協力:株式会社サイコム
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
株式会社アスク
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