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最終更新日 2026年7月17日 23:14

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.32

– 禁断の電源ユニットばらしシリーズ(全3回)-
またばらしました。 Antec TPQ-1200編

2010.03.29 更新

文:テクニカルライター Jo_kubota

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Antec 禁断の電源ユニットばらし

いよいよ「ばらばら」。Antec「TPQ-1200」の内部チェック開始

パフォーマンスチェックが終わったところで、TPQ-1200の内部をチェックしていこう。
 例によって代理店の協力により、高価なTPQ-1200を分解していいという許可を頂いたので、可能な限り丸裸にする。

今回の「分解企画」は特別に許可を頂いて行われています。電源ユニットカバーを開ける事は改造行為に当たり、メーカーおよび代理店からの保証対象外となる上、高圧部品を含むため大変危険です。“自己責任の範疇においても”分解は行わないでください。また如何なるトラブルに関して、編集部およびメーカー、代理店は一切の責任を負いません。
キャビネットは4本のネジを外すだけでOK。うち1つのネジに封印シールが貼られている。このシールを剥がしてしまうと保証対象外となるので、開ける際には覚悟しておこう。写真はキャビネットを外したところ
一見して分かるのは、ブラックに塗装された大型アルミヒートシンクの存在だ。最も大きいヒートシンクが一次側、小さな方が二次側のヒートシンクとなってい る。また冷却は前方から空気を取り入れ、背面から排出する、ストレートな流れとなっている。それに合わせてヒートシンクの溝も水平方向に付けられている
基板を外すためには、ACインレットのケーブルを切断、もしくはハンダを外す必要がある(矢印の部分)。前面にあるモジュラーコネクタ部分のネジも外し、基板を固定している4本のネジを外せば、基板を取り出すことができる
使用されているDCファンは、ADDAの「AD0812XB-A7BGL」で、PWM制御によりコントロールされる
基板を取り出したところ。従来の1000W級電源ユニットは、やたら重かったのだが、TPQ-1200は、さほど重くない。その大きな理由はトランスの数を抑えていること、ヒートシンクがアルミ製であること、そして思いのほか部品の実装点数が少ないためだ
フロントのモジュラーコネクタ部分。赤いコネクタには12Vが、黒いコネクタには5Vと3.3Vが入力されているのが分かる 【基板裏】TPQ-1200の基板裏は、こうなっている。右上がATXケーブルなどが接続される部分で、6系統ある 12Vは、リセッタブルヒューズと思われる素子でトランスと接続されている。回路構成からすると実質2レールを束ねて1200Wとし、それを一度統合した あと、再び6系統に分配する形のようだ

AC入力1次回路:整流回路

AC入力1次回路の整流回路部分の部品。至極真っ当な構成で、ヒューズ、バリスタ(過電圧保護)、コイル+コンデンサ、バリスタと続く
【ヒューズ】ヒューズはオーソドックスな管ヒューズが採用されている。分解した個体には、250V/16Aが使われていた 【バリスタ】詳細は不明なものの、形状からするとバリスタと思われる
【コイル+コンデンサ】トロイダルコアに2極分のコイルを巻いている。その上に載っているのは、高精度のポリプロピレンフィルムコンデンサだ 【バリスタ?】こちらも詳細が不明なものの、形状からするとバリスタのようだ
【ブリッジダイオード】GBIB 2060と書かれたこの部品はブリッジダイオード。この部品は最初の整流に使われている 【コンデンサ】高耐圧の小さなセラミックコンデンサがブリッジダイオードと並列に入ってる。おそらくノイズ軽減のためと思われる
AC入力の整流部分を取り払ったところ

AC入力1次回路:PFC回路

【コイル】最近の電源ユニットはPFCのコイルを大型化することで1コイルにしている場合が多いが、TPQ-1200では2つのコイルを実装している。鳴き止めのためか、基板上のエポキシ系樹脂で固定されていた 【コンデンサ】AC1次回路のコンデンサは420V耐圧、330uFが2つ使われいてる。こちらは、日本ケミコン製で105℃品だ
【ダイオード?】BYC10と書かれたこのチップを検索するとPNPトランジスタと出てくるが、コイルとコンデンサの間に入ってることからダイオードかもしれない
【コイル】-12Vへと続くラインの最初のコイル。TPQ-1200は-12Vラインを持っており、0.5Aの供給能力がある

AC入力1次回路:スイッチング回路

【コンデンサ】整流ブリッジダイオードの直後に置かれているポリプロピレンコンデンサ 【パワーMOSFET】右がスイッチング用のパワーMOSFET。左が制御回路および3.3V/5Vライン用のパワートランジスタ
【パワートランジスタ】Infineon製の32N50C3。最大32Aまで流せるパワートランジスタが2個使われており、これは3.3V/5Vラインや制御回路へと続いている 【パワーMOSFET】STMicro製のパワーMOSFET「P20NM50FD」。RDS(on抵抗)は0.25Ω。1つ20A、4個で80Aまで流すことができる
【ヒートシンク】1次側のヒートシンク。水平に切られた溝は、前面から吸った空気を背面のファンへと効率よく流すためだ。アルミ製のため、大型ながら意外と軽い 整流回路、PFC回路、スイッチング回路、ヒートシンクを取り払ったところ。ここまでは比較的スムーズに分解することができた
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容赦なき「ばらばら」はまだまだ続き、次は「AC入力1次回路:サブ回路」から見て行くことにしよう。ここまでくればあと一息。今回はどこまで「ばらばら」にできるだろうか
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