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最終更新日 2021年2月25日 23:00

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.15

DDR3 2000MHzオーバーが可能なウルトラハイエンドメモリ「SanMax PC3-12800を試す」

2009.09.02 更新

文:テクニカルライター Jo_kubota

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 第15回「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」は、当サイトでもお馴染みのテクニカルライター・Jo_kubota氏によるウルトラハイエンドメモリの徹底チェックをお届けする。
 取り上げるのは、国産メモリメーカー「SanMax Technologies」のDDR3モジュール最上位となる「SMD-6G88NP-16H[HYPER]-T」。自作マニアにとって魅惑的なキーワードであり、また自作の醍醐味でもある“オーバークロック”を楽しむには最適なメモリとして、数ある製品の中から今回このモデルを選んだ。イマドキのメモリオーバークロックはどこがポイントになっているのか。早速テストを交え製品を紹介して行くことにする。

SanMax PC3-12800を試す

オーバークロックと言えば、CPUにGPU、そして3番目に来るのがメモリだ。メモリのオーバークロックはCPUやGPU以上に使用されているメモリチップの性能が大きく左右する。そのため、一定以上のクロックを実現するには、最初から高クロックに対応し、なおかつ実績のあるチップを搭載したモジュールを選ぶ必要がある。さらにそのチップを支えている基板も高品質であることが求められる。

古くはMicronの子会社「Crucial」が人気だったが、DDR2/DDR3時代となり、XMPなどを策定したUSAのCorsair「DominatorGT」や、最大手のKingston「Hyper X」シリーズ、台湾ベンダーの「G.Skill」など、数多くの海外ベンダーが幅を利かせている。その中でキラリと光るのが、国産メーカーの「SanMax」(サンマックステクノロジー)だ。

今回取り上げるのは、DDR3メモリモジュール最上位モデルとなる「SMD-6G88NP-16H[HYPER]-T」。

「SanMax DDR3 ELPIDA HYPER SERIES」ラインナップ
SMD-3G88NP-16H(HYPER)-T DDR3-1600 CL9-9-9 1.5Volt
1GBx3枚トリプルチャンネルSET
SMD-6G88NP-16H(HYPER)-T DDR3-1600 CL9-9-9 1.5Volt
2GBx3枚トリプルチャンネルSET
SMD-4G88NP-16H(HYPER)-D DDR3-1600 CL9-9-9 1.5Volt
2GBx2枚デュアルチャンネルSET
サンマックス・テクノロジーズ株式会社
http://www.3max.co.jp/

これは2GB×3枚組のCore i7シリーズ向けのセットで、DDR3 1600MHzに対応するELPIDAの「MNH-E HYPER」と呼ばれるチップを採用したモジュールとなっている。基板は6層で、DDR3 1600MHz(PC-12800)動作時のレテンシは、9-9-9-28(CL-tRCD-tRP-tRAS)と非常に高速で、動作電圧も1.5VとJEDEC準拠となっている。(初期のDDR3メモリでは1.7V-1.9Vくらいを印加するのが普通だった)

SanMax Technologies「SMD-6G88NP-16H[HYPER]-T」テスト環境
・CPU:Intel Core i7-920/2.66GHz
・マザーボード:ASUSTeK P6T Deluxe V2
・ビデオカード:ASUSTeK ENGTX260 SP216
・OS:32bit版 Windows 7 Ultimate(RTM版)
・メモリ:SanMax SMD-6G88NP-16H[HYPER]-T

メモリクロックとレテンシの関係

DDR3 1600MHz(PC3-12800)のメモリモジュールは、今やかなり選択肢がある。しかし、そのままDDR3 1600MHzで動作するのは当たり前。問題は、どこまでクロックを引き上げられるかが焦点となる。もちろん、DDR3 1600MHz以上はSanMaxが保証するクロックを超えることになるため、ここからは自己責任で、という文言が付く点には気をつけたい。

さて「P6T Deluxe V2」のオーバークロック設定は、「Ai Overclock Tuner」を変更することで、メモリクロックを主に3パターンから選択することができる。ここでは、その設定方法を見ていこう。

Ai Overclock Tuner:AUTO
AUTOに設定した場合、「DRAM Frequency」にてDDR3-800~2133MHzまでを段階的に選ぶことができる。
Ai Overclock Tuner:D.O.C.P./X.M.P./Manual
これを選ぶと、ベースクロックを100~500MHzの間で設定することで、メモリクロックを微調整することが可能だ。ただし、ベースクロックを変更するためCPUクロックも合わせて上下する。D.O.C.P.を選んだ場合、マザーボード側で用意されたプロファイルから選択し、X.M.P.を選んだ場合は、XMPプロファイルに準拠した設定をベースにして設定、Manualを選んだ場合は、文字どおりマニュアルで細かく設定することが可能となる。また、D.O.C.P.を選ぶと、DRAMバス電圧も自動的に昇圧される。このためCPUにかかる負荷もかなり上がるため、注意が必要だ。

メモリ設定でもう一つ重要なのは、レテンシ(Latency)だ。レテンシとはメモリが動作する上で必要となる遅延時間のこと。当然数字が小さいほど遅延が少なく、高速ということになる。メモリをオーバークロックすると、レテンシ設定を大きくする必要が出てくる。これは、メモリの動作には限界があるためだ。例えば、800MHzでレテンシが5-5-5-15のメモリがあるとしよう。この5-5-5-15というのはメモリの読み込み、または書き込みにかかるクロック数を表している。細かい説明は省くが、5-5-5-15なら1サイクルに30クロック掛かるという意味だ。(実際にはもう少し掛かかる)
 800MHzで30クロックということは、1.25ns×30=37.5ns必要ということになる。そして1000MHzにメモリクロックを引き上げると、タイミングも1.25倍早まることになり、5-5-5-15設定のままだと、30nsとなり7.5nsも早く1サイクルが終わってしまう。37.5nsの時間が必要なのに30nsで終わってしまうと、メモリから正しくデータが読み出せない、あるいは書き込めなくなり、その結果として起動しない、あるいはWindowsが途中でクラッシュという状況となる。
 前述した例で、クラッシュしないレテンシを設定するとすれば、1000MHzで37.5ns必要ということは全体で38クロックあればよく、例えば7-7-7-18(合計39クロック)などとするわけだ。

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