エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.642

世界初のRyzen Threadripper対応MicroATXマザー、ASRock「X399M Taichi」徹底検証

2018.03.09 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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ASRock Incorporation(本社:台湾)から、世界初のSocket TR4対応MicroATXマザーボード「X399M Taichi」が遂にデビュー。ATXフォームファクタの人気モデル「X399 Taichi」の優れた安定性・信頼性と、高い拡張性を可能な限り踏襲。コンパクトながらAMD最高峰Ryzen Threadripperの魅力を余すことなく引き出すよう設計された、その実力を早速検証していこう。
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ASRock「X399 Taichi」市場想定売価税抜46,800円前後(3月9日発売開始)
製品情報(ASRock

人気シリーズ「Taichi」の名を冠した、Socket TR4対応MicroATXマザーボード

昨年11月に実施したChris Lee氏のインタビューで初めてその存在が明らかにされた、世界初のRyzen Threadripper対応MicroATXマザーボード「X399M Taichi」の国内発売が3月9日より、いよいよ開始される。

ASRockでは、これまでもLGA2011 v3に対応する「X99E-ITX/ac」や、LGA2066に対応する「X299E-ITX/ac」など、ハイエンドプラットフォーム向け小型マザーボードを手がけているが、いずれもスタンダードシリーズとしての扱い。一方、今回の主役である「X399M Taichi」は、今や同社を代表する人気モデルへと成長した「Taichi」シリーズの名を冠していることから、サイズだけでなくその完成度の高さにも否が応でも期待がかかる。

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実測118×78mm(メタルプレートの範囲)の巨大ソケットSocket TR4。MicroATXマザーボードでは実に基板の約1/6を専有し、その設計には並々ならぬ苦労があったことは容易に想像できる

チップセットはSocket TR4専用のAMD X399を搭載。基板サイズが限られるためPCI-ExpressスロットはPCI-Express3.0(x16)×3本、メモリスロットもDDR4×4本に制限されるが、フルレーンのマルチグラフィックスやクアッドチャネル対応など、ハイエンド向け機能はもれなく網羅。さらに電源回路は、ATXモデルと同等の11フェーズデジタル電源回路を採用。TDP 180WとされるRyzen Threadripperのオーバークロックも余裕を持って行うことができる。

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「Taichi」シリーズでは初のMicroATXマザーボードとなる「X399M Taichi」。パッケージはおなじみの“ギア”をモチーフにしたデザイン
x399mtaichi_02_1024x768 パッケージ裏面には搭載機能などが記載されている。内容を確認するとスペースの制限のため削られた拡張スロットとメモリスロット以外はATXモデル「X399 Taichi」のスペックをほぼ踏襲していることがわかる

その他のインターフェイスも充実。SATA3.0(6Gbps)×8、「Ultra M.2」(32Gbsp)×3、U.2(32Gbps)×1のストレージインターフェイスや、Intel製デュアルギガビットLAN、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetoothのネットワーク機能、ノイズを徹底的に低減した高音質オーディオ回路「Purity Sound 4」など、メモリ・拡張スロット以外は「X399 Taichi」とほぼ同じ。

RGB LEDイルミネーション機能「Aura RGB LED」や、重量級のグラフィックスカードを安全に支える「PCI-E Steel Slot」と言った、イマドキの機能にもシッカリと対応し、4-Wayマルチグラフィックスや128GBの超大容量メモリが必要となるウルトラハイエンドPCを構築するのでなければ、その違いを意識させられる事はないはずだ。

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