エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1707
2026.11.05 更新
文:Tawashi/撮影:pepe
ここからは、「TCO27USA」の実機インプレッションをお届けする。ゲーム映像を使い、QD-OLEDパネルならではの映像表現や、ゲーム向け機能の効果を確認していこう。
「TCO27USA」が採用するQD-OLEDパネルでは、画質や応答性能に加えて、サブピクセルの配列もチェックしておきたい。そこで、実機のパネル表面を拡大し、サブピクセルの形状や配置を確認した。QD-OLEDは一般的な液晶パネルとはサブピクセルの配列が異なるため、拡大写真を見ることで、その構造の違いを確認できる。
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写真では赤・緑・青のサブピクセルが規則的に並ぶ様子を確認できる。一般的な液晶パネルとは構造が異なるため、パネル方式による配列の違いも興味深い。
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「TCO27USA」は、240Hzの高リフレッシュレートと0.03ms(GTG)の応答速度を備え、精細な映像表現と滑らかな描画を両立している。DCI-P3 99%の広色域やVESA DisplayHDR True Black 400認証にも対応。QD-OLEDならではの高コントラストな映像表現に加え、細かなディテールや色彩の豊かさにも注目してほしい。
なお、動作中の消費電力を計測したところ、アイドル時(リフレッシュレート60Hz/Windows起動後10分間操作なし)では59W、リフレッシュレート240Hz環境でゲームをプレイした時は63Wと、大きな差は見られなかった(表示内容や動作条件が異なるため参考値)。
ゲーム向け機能として搭載する「Dark Boost」は、暗いシーンの視認性を高めるASRock独自の補正機能だ。暗部のディテールを見やすくすることで、暗がりに隠れた敵や周囲の状況を把握しやすくする。設定値は「0(オフ)~100」の範囲で調整でき、デフォルト値は「50」となっている。
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効果はゲームの映像やシーンによって変わるため、実際のプレイ環境に合わせて調整するとよいだろう。暗部を強調しすぎると映像全体の見え方が変わる可能性もあるため、画質とのバランスを見ながら設定したい。今回検証に使用した「バイオハザード レクイエム」では効果抜群で、設定値を高くするにつれて暗部の明るさが補正され視認性が向上していることがわかる。ハイライト部分は少しぎらつきを感じるが、白飛びすることなくゲームとしての雰囲気も損なっていない。
ゲーミングディスプレイの重要な要素となるリフレッシュレートの違いを検証するため、レースゲーム「Assetto Corsa」のリプレイ映像を使用し、60Hz/120Hz/240Hzの各設定で比較した。テストではディスプレイ同期を有効にした状態で、デジタルスチルカメラのスーパースローモーション機能を用いて画面を直接撮影している。
「TCO27USA」は最大240Hzに対応し、1秒間に最大240回の画面更新が可能。また、公称値0.03msの中間階調応答速度(GTG)を誇り、一般的なIPS液晶を大きく上回る高速な画素応答を実現する。動きの速いゲームでも、240Hzのリフレッシュレートでは画面の更新間隔が約4.2msまで短縮され、流れるようにスムーズな描画とともに、残像感やブレを大幅に抑えたクリアな映像を確認できた。
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さらに、AMD FreeSync Premium Proに対応し、対応するグラフィックス環境では画面のティアリングやカクつきを抑えた表示をサポート。4K解像度と高リフレッシュレートを両立する本機は、画質だけでなく、動きの滑らかさにもこだわりたいゲーマーに向けたモデルといえる。
実際に「TCO27USA」を検証したところ、最新世代のPenta Tandem QD-OLEDパネルによる高画質に加え、240Hzの高リフレッシュレートと高速応答を備えた、画質とゲーム性能を両立するフラッグシップモデルであることが確認できた。特に、ゲーム映像を使った検証では、240Hz設定時の滑らかな描画が印象的だ。
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27型の画面に4K解像度を詰め込むことで、ゲーム内の細かなテクスチャや遠景のディテールまで高精細に描写できるのもポイント。高精細な映像を楽しみたいユーザーにとって、解像度とリフレッシュレートを両立した仕様は大きな魅力だろう。
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価格競争が激しい27型QD-OLEDディスプレイ市場において「TCO27USA」は税込17万円前後と、価格面では高めの設定だ。一方で、画質、ゲーム性能、OLED保護機能、ASRock独自の機能に加え、日本国内限定で30日間のゼロブライトドット保証と3年間のメーカー保証まで備える。単純な価格の安さではなく、画質やゲーム性能はもちろん、使い勝手や購入後の安心感まで含めて選びたいところ。あらゆる面で妥協したくない欲張りなゲーマーにとっては注目の、Taichiブランドらしいこだわりの詰まった1台といえるだろう。
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提供:ASRock

