エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1678
2026.07.23 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
最後に紹介するのが、パソコン工房 秋葉原パーツ館のスタッフ・猪狩さんがおすすめする「ビジネスモデル」だ。「今回のコンセプトは“今はビジネスPC、将来はゲーミングPC”です。仕事用として導入しやすい価格に抑えつつ、後からグラフィックスカードを追加すれば、そのままゲーミングPCへ移行できるよう意識しました」と猪狩さん。
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CPUには、8コア16スレッドのAMD「Ryzen 7 7700」を採用。ベースクロックは3.8GHz、最大ブーストクロックは5.3GHzで、AMD Radeon Graphicsを内蔵しており、ビジネス用途であれば単体グラフィックスカードなしでも十分な性能を発揮する。「ビジネス用途なら内蔵グラフィックスでも十分実用的ですし、CPU性能にも余裕があります。将来的にグラフィックスカードを追加する場合にも対応しやすく、長く使えるCPUですね」と話す。
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CPUクーラーには、MSI製サイドフロークーラー「MAG COREFROZR AA13」を組み合わせた。「Ryzen 7 7700の冷却に必要な性能を備え、価格も抑えられます。ライティングよりも、価格と実用性を重視する今回の用途に合っています」。
ストレージにもMSI製品を採用し、システムドライブにはPCIe 4.0対応NVMe SSD「SPATIUM M470 PRO 500GB」を採用している。「仕事用PCでは起動やアプリケーションのレスポンスも重要です。容量は500GBですが、Windowsや業務ソフトをインストールする用途なら十分ですし、将来的にM.2 SSDを追加しやすいようにしています」。
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メモリは、SanMax製でMicron製DRAMを採用するDDR5-4800 16GB×2枚セット「UCD5-U32G88MB-48B-D」を選択。「ビジネス用途でも複数のアプリケーションを同時に利用する機会は多いため、メモリは32GBを確保したいですね。複数のアプリケーションを同時に利用する際の動作に影響するため、容量を優先しました」とのこと。
マザーボードは、AMD B850チップセットを搭載するMSI「PRO B850M-P WIFI」。「MicroATXながらM.2スロットを3基搭載しているので、あとからストレージを増設しやすい点も魅力です。将来の拡張性を考えても、価格と機能のバランスが取れた一枚です」。
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PCケースには、MSI製ミニタワー「PAG PANO M110A」を選択。「税込4,980円とは思えない完成度ですね。2270°パノラマガラスや標準搭載ファンなどを備えており、コストを抑えつつ、見た目にもこだわったPCを組めます」。
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電源ユニットは、80PLUS GOLD認証取得の「MAG A750GL PCIE5」を搭載。「現時点では容量に余裕があるように見えるかもしれませんが、このPCのコンセプトは“あとから進化させること”です。将来的にミドルレンジ以上のグラフィックスカードを追加しても、そのまま安心して使える容量を選びました」。
そして、この構成で特に注目したいのが、MSI製27型フルHD液晶ディスプレイ「PRO MP273 E14A」を2台組み合わせたデュアルディスプレイ環境だ。「PC本体のスペックばかり注目されがちですが、ビジネス用途では、作業環境も使い勝手を左右する重要な要素です。27型ディスプレイを2台並べれば、資料を見ながら書類を作成したり、オンライン会議を表示しながら作業したりと、複数の情報を同時に確認しながら作業を進めやすくなります」。
さらに「PRO MP273 E14A」は、144Hz駆動に対応するIPSパネルを採用している。「ビジネス向けモデルながら高リフレッシュレートに対応しているため、画面のスクロールも滑らかに表示できます。将来的にグラフィックスカードを追加した際には、ゲーム用途にも活用できる点を考慮して選びました」。
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この構成は、Windows 11 Homeに加え、アイネックス製DisplayPortケーブル「AMC-DP1220」も含めて税込198,900円。27型ディスプレイ2台を含めた構成としては価格を抑えた構成と言えるだろう。「グラフィックスカードは、ぜひ冬のボーナスで追加してください(笑)」とのことだが、ビジネス用途を重視しながらも、将来的なアップグレードまで見据えた構成となっている。
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今回は、MSI製パーツを中心に組み上げたハイエンドゲーミングPCの実力を検証するとともに、秋葉原のショップスタッフ3名に、用途別のパーツ構成を提案してもらった。
TSUKUMO eX.は、フルHDでのゲームプレイに必要な性能を確保しつつ価格を抑えた「ライトゲーミングモデル」、パソコンSHOPアークは、CPUやメモリ、ストレージをクリエイティブ用途に合わせて強化した「クリエイターモデル」、そしてパソコン工房 秋葉原パーツ館は、将来的なアップグレードまで見据えた「ビジネスモデル」を提案。それぞれ異なる視点から、用途に合わせたパーツ選びを示してくれた。
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同じベースマシンからスタートしても、用途や重視するポイントによって選ぶべきパーツは変わってくる。ゲーム性能を優先するのか、制作環境を重視するのか、それとも仕事での使い勝手や将来的な拡張性を考えるのか。今回の3つの提案は、そうした考え方の違いを分かりやすく示すものだった。用途に合わせて自由にパーツを組み合わせられることも、自作PCならではの魅力と言える。
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MSIは、マザーボードやグラフィックスカードに加え、PCケースやCPUクーラー、電源ユニットまで幅広く展開している。主要パーツを同一メーカーでそろえることで、デザインに統一感を持たせやすい点も特徴だ。ホワイトカラーでまとめた今回のベースマシンも、各パーツの外観をそろえた構築例のひとつと言える。
これから自作PCを組もうと考えている人はもちろん、構成の見直しやアップグレードを検討している人も、本稿で紹介した4つの構成を、自分の用途に合ったパーツ選びの参考にしてほしい。
提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

