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最終更新日 2026年6月16日 18:47

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1276

これで全てが分かる。MSI「MEG PROSPECT 700R」徹底解説

2023.04.15 更新

文:撮影・編集部 松枝 清顕

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MSI PCケース ゲーミング フルタワー

MSI「MEG PROSPECT 700R」でPC一式を組み込んでみる

最終セッションではMSI「MEG PROSPECT 700R」をベースに構成パーツを組み込み、実際にPCを構築してみよう。外装はタッチパネルを上部に備えるなど個性的な一面があるものの、内部構造については思いの外シンプルなイマドキ仕様にまとめられている。”売価に見合った内部構造”とはなかなか難しい注文だが、奇をてらうではなく、ベーシックながら作りの確かさや高い剛性など、普及価格帯とは違う部分こそ地味ながら評価すべきだろう。

MSI MEG PROSPECT 700R

マザーボードを搭載してみる

組み込みセッションの始まりは、マザーボードの搭載作業。チョイスしたのはLEDイルミネーションを備えたダークミラー搭載のハイエンドMSI「MEG Z790 GODLIKE」だ。フォームファクタはE-ATX規格で、MEG PROSPECT 700Rの搭載テストにはうってつけだろう。

E-ATX規格とあって、マザーボードトレイ右側のカバーを付属のE-ATX motherboard bracketに換装。横方向のスペースを十分に確保して搭載作業を行った。しかし基板の長さが増設したスタンドオフまでには届かなかった。

MSI MEG PROSPECT 700R

E-ATX規格は縦305mm、横330mmだが、MEG Z790 GODLIKEの基板サイズは縦304.8mm、横310mm。フルサイズのE-ATXではないため、増設した4列目のスタンドオフまでには届かないわけだ。やや期待外れの結果だが、標準装備のカバーではマザーボードの右端が物理的に干渉するため、結果的にはE-ATX motherboard bracketに交換する必要はあった。

なおマザーボード搭載後の周辺クリアランスは、上部天板までが約73mm、右手フロントパネル裏までが約130mmだった。

●M/B搭載CAP01●

CPUクーラー有効スペースとメンテナンスホール

E-ATX規格のマザーボードを搭載したところで、CPUクーラーの有効スペースを計測する。MEG PROSPECT 700RのCPUクーラー有効スペースは公称高さ185mmまで。レーザー距離計をCPUの上に載せ、強化ガラス製サイドパネル内側に貼り付けたマーカーまでを計測すると、ピッタリ185mmを表示した。恐らくこのクラスの筐体における水冷導入率は高いと想像できるが、大型ハイエンド空冷クーラーの導入にも十分可能な空間が確保できている事が分かった。

MSI MEG PROSPECT 700R

次にマザーボードトレイ背面より、CPUクーラーメンテナンスホールの様子をチェックした。カットアウト部は実測で幅約168mm、高さ約140mmだが、LGA1700備え付けバックプレート、さらに四隅のCPUクーラーマウントホールは難なく露出できている。

MSI MEG PROSPECT 700R

電源ユニットMSI「MEG Ai1300P PCIE5」を搭載してみる

次に要の構成パーツ、電源ユニットを搭載してみよう。搭載テストには、先日速攻撮って出しレビューで検証を行ったATX 3.0対応の1,300WモデルMSI「MEG Ai1300P PCIE5」を用意。ハイエンド構成に向けた準備としてはいい選択だろう。本体には120mmファンを内蔵し、奥行きは160mm。なおパフォーマンスについては、検証記事をご一読頂きたい。

MSI MEG PROSPECT 700R

【関連記事】[エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1272]エンスー好みの要素を詰め込んだ“旬”の全部入りPLATINUM電源、MSI「MEG Ai1300P PCIE5」検証(2023.04.02 更新)

搭載方法は背面の外枠を一度外し、電源ユニットにインチネジで固定。これを搭載位置に戻せばセットは完了。ここで隣接するシャドウベイユニットまでの距離を測ると約50mmのマージンだった。奥行きと高さ、共に500mmを優に超える大型PCケースとしては、やや物足りないと思えるのは筆者だけだろうか。

MSI MEG PROSPECT 700R
スペック表には、シャドウベイユニット非搭載時で最大220mmまでの電源ユニットが搭載できると記載されている。この辺りは解釈が分かれるところで、もう少し正確に数値を開示する必要性を感じる

近頃のPCケース同様、隣接するシャドウベイユニットは前方へ約125mm移動できるが、E-ATX motherboard bracket装着時は物理的に干渉を起こすため移動ができない。そもそもE-ATX規格マザーボードを選択するユーザーなら、高出力のハイエンド電源ユニットを選択するだろう。奥行きも160mmを超えるケースは稀ではない。シャドウベイユニットの行き場が無くなる状況は、周辺を窮屈にしている。構成パーツ選びは慎重に行う必要がある。

MSI MEG PROSPECT 700R 電源ユニット搭載部のボトムカバー側面は、幅約120mm、高さ約75mmにカット。強化ガラス製左サイドパネルより銘柄が見えるようになっている

もうひとつ付け加えると、ATX補助電源ケーブルの長さだ。MEG Ai1300P PCIE5付属のEPS(4+4pin)とEPS(8pin)は共に長さ700mmだが、マザーボードトレイ上部のスルーホールを経由しての配線は、かなりタイトだった。MEG Z790 GODLIKEの場合、コネクタがメモリの上にある特殊なレイアウトだが、通常の左上のポジションでもケーブル長は心許ない。ハイエンド電源ユニットをランダムにチェックすると、長さ700mmを切るケースが多く見られた。大型PCケースと組み合わせる場合、電源ユニットのケーブル長まで気を配る必要がある。

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オールインワン型水冷ユニットを搭載してみる
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